NPB(日本野球機構)は22日、昨季(2018年)限りで戦力外、もしくは現役引退した選手(外国人選手、同一球団と育成選手として再契約した選手を除く)136人の進路調査結果を発表した。

 

他球団との選手契約9人は例年並みだが、他球団との育成契約21人は、17年の10人から倍増。

 

監督・コーチは12人で過去4年間で最多だ。

 

球団職員・スタッフへの転身33人を加えると、NPB関係が75人で55.2%

 

過去4年間では最高の50%超えとなっている。

 

その他の野球関係では、独立リーグが12人でトップ。

 

続いて社会人野球の10人。

 

テレビ局の地上波野球中継が激減しており、野球解説・評論家は“就職氷河期”が続く。

 

15年から6人、6人、2人、そして3人と狭き門になっている。

 

野球関係以外は32人、23.5%。

 

過去4年間で最少になっている。

 

内訳は一般企業に就職が16人、自営・独立1人、進学1人、未定・不明が14人となっている。

 

セ・リーグが17年に史上初の観客動員1400万人台突破、昨季も1423万5573人で史上最多記録を更新した。

 

パ・リーグも5年連続1100万人超えで、昨季1131万5146人は新記録。

 

これだけ見れば盛況といえるのだが、やはりテレビ中継が減った分、選手のセカンドキャリアはシビアな時代が続いている。

 

(江尻良文)

 

=====☆=====

この内容は、「zakzak by 夕刊フジ」の2019.4.25の記事です。

 

★記事タイトル

戦力外、引退選手のセカンドキャリア調査結果 野球解説者は依然“就職氷河期”

https://www.zakzak.co.jp/spo/news/190424/spo1904240003-n1.html

 

=====☆=====