北京五輪に出場するU-23日本代表に、浦和から細貝萌の1名選ばれた。

そして、またしても最終選考で落選者が出てしまった、梅崎司。

4年にも浦和から闘莉王・啓太・達也・山瀬と最終選考前の候補に選ばれながら、啓太と山瀬が落選した。啓太はそれまでキャプテンをしていたにも関わらず。最終選考発表後の記者会見で、達也と闘莉王が落選した啓太と山瀬のユニホームを来て表れたのには、本当に悲しかった。

そして今回も悲しい結果が待っていた。代表候補に選ばれていた萌も梅崎も最終選考から落ちないだろうと思っていただけに、驚きと悲しみが大きかった。

梅崎のブログからも強い気持ちと、ひしひしと悲しみが伝わってくる。

オリンピックはワールドカップに比べれば、それほど大きなものではない。しかしオリンピックのサッカー競技には年齢制限がある。若くして出場したりOA枠を使えば何度でも出場は可能かもしれない。だが、大底の選手にとっては、人生で1度しかチャンスのない大会なのだ。

梅崎には、本当にこの悔しさをバネに、もっともっと大きな選手になってもらいたい。この悔しさのバネは、直前で落ちた限られた者にしか味わえないものなのだから。

細貝には、選ばれなかった者の分も頑張ってもらいたいし、頑張ってもらわねば困る。そして必ず何かを得て、一回りも二回りも大きくなって帰ってきてもらいたい。同世代の中から選ばれた18名というのは、ごく限られた者にしか味わえない一生に一度の貴重な大会なのだから。