キリンカップ第1戦
5/24 19:20
日本1-0コートジボアール
(豊田ス 40710人)


試合後のコメントでは、球際での争い・DFラインからのシンプルな攻撃・逆サイドの活用を重点にやりたかったと言っていた。

それが「自分のやり方」というものなら、監督の言う通り出来た部分と出来なかった部分があったというところか。

前半の玉田の得点が入る21分までは本当に良かった。攻撃は、相手ボールを奪い、そこから第2・第3の選手が素早く動き、そして早いパス回しで攻め上がっていく。得点シーンもそのような感じだった。躍動感があり組織的に素晴らしかった。

守備に関しても前線からプレッシャーをかけ、そして追い、後ろから奪う。言うならば、後ろから忍び寄る忍者のように。誰かがボールをカットすると、第2の選手がマイボールにし素早く味方へ散らしていく。特に長谷部は正面から側面からと体を張っていた。これもドイツで揉まれた成長か。

しかし、得点シーンを境に徐々に流れが止まり、気がつけばコートジボアールのペースに。特に後半は、自分たちのやりたいことをやられてしまう。サイドから連動して攻められ、中にも人数をかけられてしまう。
前半に飛ばし過ぎて、スタミナ切れしたのか。一試合を通して出来るのかが、今後の課題だろう。

試合通して良かった最終ラインに関しては、楢崎・中澤を中心に集中して防ぎきった。中澤に関しては相変わらずの安定感だった。楢崎に関しても、どういう意図で先発だったのか分からないが、安定してピンチを的確に防いでいた。後ろからのコーチングも積極的だった。もし今も正GKなら、脅かすに十分だっただろう。

今日の試合に良い部分と悪い部分があったなら、次のパラグアイ戦に良い部分を90分通して出来るか、悪い部分をしっかり修正出来るかが焦点になりそうだ。

テレビ生放送にて観戦)