そのランチの後に「俺は何を大事にしている人間か？」という質問をした。今後、やることが決まっていないので、自分探しの旅を自分の内部に向けてしているのだが、そのワークの一環としての質問だ。その時、「世間体を大事にしている人」と言われた。
これって、核心を突いているのだろうね。有紀にも言われるし、言われた時に「それは言われたくない」と心から思ったから。
で、世間体を大事にする人間はどんな人か、調べてみた。それは孤独な人なんだって。他人に見られることを常に意識しているから、それに疲れて、周囲から離れていくようだ。これって、まさに今の俺ですわ。会社をやめた理由の1つにマスクを付けない自分でいたい、社長の役がついているとそれでマスクを付けなきゃと行動してしまう、それが嫌だからやめたい、という流れがあったからね。
この流れで問題なのは、他人と接する時間が減れば減るほど気になるようになるらしい。逆に世間体を気にしないようになるためには人と接し、人を信じることから始まるそうで。
つまり、このまま人と接することをやめると、俺はずっと世間体を気にした性格のまま生きていくことになりそうだ。それはちょっと嫌だな・・・。
とりあえず、今後の方針はこれから詰めていくが、経営はしない、というだけであって、人と接しない、という願いがあるわけではない。利害関係のない付き合いなら自然体でいられるのだ。だから利害関係のない人間関係をもっと作っていこうと思う。損得ではなく、一緒にいて楽しい、ありがとう・どういたしまして、という関係で成り立つ友人を作っていこうと思う。