先月の話になりますが、東区の名演小劇場で映画「英国王のスピーチ」を観てきました

今年の第83回アカデミー賞作品賞受賞作品です

作品賞の他にも監督賞、主演男優賞、オリジナル脚本賞の4冠に輝きました。
原題は「The King's Speech」、
邦訳すると「英国王の演説」、「英国王の話し方」と2つの意味を表わしていて、
ダブル・ミーニングになっているようです。
主人公は英国王ジョージ6世、現在の英国女王であるエリザベス2世の父親の物語です。
史実を基にしたストーリーで、幼少時のトラウマが原因で吃音症に悩まされるジョージ6世が、
王妃や言語聴覚士に支えられながら、病気を克服していく姿を描いています。
映画の最後の場面で、彼は後世に残る歴史的なある出来事のスピーチを行うのですが、
そのシーンはとても感動的で、胸を打たれました。
この作品の脚本を書いたデービッド・サイドラーは、自身も吃音で苦しんだ過去があるそうで、
劇中でジョージ6世が病気に葛藤する姿には非常にリアリティがありました。
同じ病気で苦しんでいる人に勇気を与える映画になっていると思います。
ちなみに僕も極度のあがり症で、大勢の人前でスピーチをするのはとても苦手にしています

なので、この作品には共感できる部分がとても多く、結構励まされました。
今回のアカデミー賞は、英国王のスピーチと作品賞で共に争った、
「ソーシャルネットワーク」、「インセプション」、「トイストーリー3」、
それから長編アニメーション賞の候補になった「ヒックとドラゴン」など
自分が観て面白かった映画が沢山ノミネートされていて、とても嬉しかったなぁ


