浪人という選択
受験というのは基本的には当日の一発勝負で決まります。ですから、その一発に失敗し、どこにも受からないあるいは志望していた大学に受からなかった場合には浪人という道に進むことがほとんどだと思います。これはこれで仕方ありません。残された1年を無駄にしないためにも気を引き締めて勉強に取りかかるべきでしょう。
しかし、現役のうちからすでに浪人することを決める人が時々います。これはハッキリ言っておすすめできません。
まず、浪人を決めたその日から、試験当日までの時間が倍以上に増えます。試験は1年以上先になるのです。こうなると、ついついのんびりしてしまうのが人情です。1年以上の長きに渡り情熱を持ち続け淡々と勉強を続けられる人はなかなかいません。それに比べて、現役生は試験当日までの残された少ない時間を死にもの狂いで勉強します。この期間のモチベーションの高さは相当なもので、すさまじい伸びを見せる人が多くいます。浪人すると決めた人は追いつかれるどころか突き放されてしまいます。
とはいえ、浪人生活に入って一回目の模試は、かなりの偏差値がでるでしょう。当たり前ですよね。現役生は3学年に上がったばかりで圧倒的に知識量の差がありますから。しかし、これに安心しているとすぐさま地獄を見ることになります。それほどに現役生の伸びは恐ろしいのです。
結論として言えることは、現役生は、合格目指してギリギリまで戦ってください。死にもの狂いで頑張って、たとえ落ちてしまっても、実力はかなりついているはずです。それまで本気でやってきたのですから。浪人後、勝利をつかむのはそういう人間です。安易に試験を1年先延ばしにしないで、今できるギリギリの所までやってみることが大切です。受験の神様はそういう人間を好むそうですよ。