巡り合って手に入れた本
藤田康弘監督は自分自身の高校時代の部活の大先輩で
同じ時期に在籍はしていなかったけど
卒業してだいぶ後に“運良く”一度だけお会いさせていただいた事もありました。
失礼ながら、このような本が出ていることを認識しておらず手に入れて一気読みしました。
懐かしくも自分が知らない大学陸上、駅伝の話しに夢中になり色々な想い出を巡らせながら読み進め、
ご自身のお父様のお話しや一度アトツギを志した事などは自分と重なる部分があったり
人材育成においては、距離感、「間」が大事と仰っていたり、
分かりやすいのはもちろん、何より、伝わりやすく心に響いた。
また、“熱いことは馬鹿じゃない”というフレーズには打たれました。
失敗の必要性や美学にも触れられていて、
熱くなれないし、失敗を恐れたり考えるだけ、言うだけで何もやらない人が多い中昨今で
結果を出した人の言葉は刺さる物があった。
最近聞いた話しで、あるアメリカの有能な投資家が投資する際に大事にしている事として、
どんな素晴らしい事業内容よりも、どんな失敗をしてきたかで投資を決める。
という言葉とも読んでいて繋がった。
「やる」、「やらない」じゃなくて、
やる。失敗する。それで成功するためにどうするか。
これだね。
後輩だからの忖度ではなく、良書です!