*写真と本文は関係あるかな?
ある優秀なビジネスマンとの会話の中で
そのビジネスマンが仰っていた事です。
ここでは、Aさんと表現します。
Aさん
”早くこの業界にくれば良かった。
前に勤めていた最後の5年は
少なくとも無駄だった。
しがらみに囚われ、決断、判断が
なかなかできなった。”
そんな風に表現していました。
ただでさえ、その業界でも優秀なのに
あと5年も早く入っていたらどうなるんだ?と
末恐ろしくなりましたが、
普段、活き活きと働いているAさんには
似合わないセリフだったので
その話を聞いている時に
ある事を伝えたいと思いましたが
まずはAさんの話を全て聞きたくて
その時は私の気持ちは閉まっておきました。
その「私の気持ち」とは
故ティーブ・ジョブズさんが
2005年のスタンフォード大学の卒業式で行った
スピーチを思い出し、
その内容を共有したかったのです。
”将来をあらかじめ見据え、
点と点をつなぎあわせることなどできない
できるのは、
後から点と点をつなぎ合わせることだけ。
高い授業料を里親に払ってもらい
通っている大学に意味を見出せなくなり、
退学を決意する。
その後、大学に居残り興味のある
講義のみに顔を出すようになった。
そのうちの一つが、
カリグラフィ(書道)の講義で、
セリフ書体やサンセリフ書体を学び、
異なった文字の組合せの文字間の隙間の変化や、
どうすれば素晴らしいタイポグラフィが、
どれだけ素晴らしくなるのかも。
それはとても美しく、歴史を帯び、
芸術的に繊細で科学で説明できない部分があり、
それに魅せられた。
その時は実利性や望みを見出せなかったが
その10年後、最初の
マッキントッシュコンピューターを
設計する時にアイデアとして蘇ってきた。
私がその講義を覗いていなかったら、
マックは決して複数の文字のタイプ或いは
バランスのとれたフォントを
備えていなかったでしょう。
ウィンドウズはマックをすぐにコピーして
真似ただけですから、そういうものを
備えているPCは生まれなかったでしょう。
もし、私が退学しなかったら、
私はこのカリグラフィの授業を
覗かなかったでしょう。
そしてPCは今のような
美しい文字では無かったかも知れません。
もちろん、当時私が大学にいるとき、
この“もしもの点”を未来に繋いでいくことは
不可能でした。
しかし、その繋がりは、
とても、とてもハッキリしているのです。
10年後に振り返ってみると。
Aさんが仰った
その「無駄だった5年間」に
見聞きしてきた事は
この後、
過去の点とこれから必要な点が
繋がるかもしれません。
あの時自分自身で選択し、
情熱を注いできたコト、
愛情を注いできたモノ、
時間をかけたコト、
お金を費やしたモノ、
ありとあらゆる事は
もしかしたらこれから先に待つ
「点と繋がる」かもしれない
そう信じる事が過去の自分も今の自分をも
幸せにすることなのだと思います。
また、このスピーチの2つ目でも
とても興味深い事を伝えてくれています。
愛と喪失
30歳なった私は、会社を首になった。
なぜ自分が始めた会社を
首にならなくてはならないのか?
会社が成長するにつれて、会社を経営してくれる
非常に有能だと思える人を雇いました。
しかし、私たちの将来のビジョンに
ズレが生じてきたのです。
そして遂に仲違いをしてしまい
この喧嘩で役員会は相手方につきました。
人生の核心部分が無くなってしまった。
それから5年間のあいだで
私はネクストという会社と、
ピクサーという別の会社を立ち上げました。
そして将来私の妻となる素晴らしい女性と
恋に落ちたのです。
ピクサーは世界で初のコンピュータアニメの映画、トイストーリーを創り続け、
それが今や最も世界で成功したアニメスタジオになり
アップルがネクストを買収し、私はアップルに戻ったのです
私達がネクストで開発した技術はアップルの現在の復活の心臓部となりました。
そしてローレンと私は素晴らしい家庭を一緒に築いたのです。
極めて確かなのは、このどれもが、
私がアップルを首になっていなかったら起きていなかったということです。
それは酷く苦い薬でしたが、患者である私には必要だったのだと思います。
時には人生はあなたの頭をブロックで殴ることもありますが、
決して信念を失わないでください。
私を前進させ続けた唯一のものは、
自分やってきたことが好きだったからと確信しています。
だから好きなことを見つけてください。
あなたの仕事はあなたの人生の大きな部分を占めるでしょう。
偉大な仕事をする唯一の道は、あなたがすることを好きになることです。
自分が作った会社を追い出されるなんて
想像を絶する苦しみだと思います。
でも、腐らず自分自身が愛したその仕事で
再出発をしやがて追い出した会社さえも
救うことになる。
そして、その会社を追い出されたからこそ、
自分にとって「何が大切なのか」と
気がつけたのかもしれません。
今もし、Aさんが好きだと思える仕事で
好きな人たちと働けているのなら、
これから先の仕事人生は
輝かしいものになると思います。
そこに到るまでの過程は
遠回りでもなく、
むしろそこに到るための
必要な経過だったのかもしれません。
なぜなら人は失敗や苦しみからしか
本質は学べないと思うので。
(ごめんなさい、Aさんが失敗した訳ではありません。
むしろこの部分は私自身に語り掛けたい事なのかも(汗))
偶然なんてものはなく
今、起きている事や出逢いは
全て過去の必然の積み重ねでできていて
今を活かすも殺すも、
全ては自分次第だと思います。
ですので、あの時
「私、後悔しないので」
(大門未知子風 From ドクターX )
と生意気を言いました。。。
私はこのスピーチを聞いた当時に
こんな風に思っていて、
なぜだかAさんの話を聞いていたら
このスピーチの事を伝えたくなったので・・・
