中小企業の評価制度とリーダーシップ | 千葉市ではたらく社長のブログ
またまた久々です。
実務に追われるばかりに、考える時間を持てていない証拠です。

先日自分自身の中でも以前から気になっていた事を従業員にも言われ改めて痛感させられました。
それは自社に評価制度に対する不満です。

当初は別の事で話しをしていましたが、そもそもの不満は不透明な評価にありました。
元々明確な評価制度は無く、入社時期や家族構成や社長へのアピールの良し悪しで、
最後は社長のさじ加減で決まっていました。

不満の根源は、「出来ない人間の管理職抜擢」と「自分自身が評価されない」の2つでした。
様々な背景があり一概には言えませんが、この従業員の不満は痛いほど理解できました。
同意出来る部分も多く、以前までは同じ事を感じていました。

しかし中小企業では、同じような状況が多くあると思います。
社長の気分や好き嫌い、創業からいるから、縁故だから・・・
色々あると思いますが、本来の「公平性」から考えるとおかしな話ですが、
オーナー&創業社長であればこれも仕方の無い事だと思います。

まっ、私はどちらでもないので時期を見て変えて行きますが、
なかなか一筋縄では行かないのが現実です。

話しを従業員の不満に戻しますが、的を得ていて共感が出来る部分もありましたが、
決定的に間違ってしまっている部分があったので、
その間違いを指摘しながら話をしました。
彼女の話しの中で何度か出て来たセリフと言うのが、

「私の方が仕事が出来るし、年数だって対して変わらない。
 ましてや上司は仕事にも後ろ向きなのだから、
 私が評価されないのなら、降格人事をして欲しい」


ここでいう仕事が出来ると言うのは、
「自分の職務を全うし、ミスも少ない」という事でした。
そして能力はあるが故に周りの生産性の低さを虐げ、自分は違うと言うのです。

能力がある事は大いに結構ですし、周りに負けんとする気持ちも大切ですが、
正直このような考え方では組織の上層部には配置できません。
それは何故か・・・

「周りに良い影響を与えていない」

からです。

理想の上司、本当のリーダーとは、

能力があり部下や周囲の人気へも良い影響を与え、
組織をボトムアップしながらまとまって良い方向へ導く事が出来る人
です。

どんなに能力が高く、会社に対する気持ちが高くても、それだけではダメです。
出来る人にありがちで陥りやすい間違いですが、これは私は必須だと思っています。

悪い所は誰だって見つける事が出来、文句や批判も出来ます。
しかしそれを受け入れ、会社にとって良い方向へ導く事が出来る人は多くありません。

彼女にはこうアドバイスをしました。

「責めるのではなく、皆が出来る仕組み作りをして組織を救ってはどうか」

「抜擢人事をされて役職者に成る人というのは、管理職になる前からやっている人。
 ポジションなんて関係なく、会社の為に動き周りも巻き込める人だよ」

その従業員は涙を浮かべていましたが、出来る人はやはり違います。

翌日からの働きぶりが目覚ましく変わったのです。
チーム全体の仕事量を確認し、分配をしながら他人の仕事にも積極的に取組み、
自分自身が偉そうに言っていた事を体現し始めました。
これは一過性で無い事を望みますが、
その従業員の変貌ぶりには感激させられ、その姿に刺激を頂きました。

そしてここからは私の仕事です。

「真面目にやっている人間がバカを見ない会社」になるよう早急に手を打つ事が大事です。