新卒を辞めさせた悪い上司 Part 2 | 千葉市ではたらく社長のブログ
タイトルの「新卒を辞めさせた悪い上司」のPart1を3月末に書いてから随分時間が・・・

数少ないこのBlogをチェックしてくれている方にPart2について指摘を頂き思い出した。。。

【参考】Part1
http://ameblo.jp/second-pre/entry-10843605753.html

前回は入社前に意識の違いから、内定を取り消し辞めて行った女性の新卒の話し。


今回は入社後、ある理由で6月頃に退職していった男性新入社員、M君の話し。

彼は京都から就職の為に出て来ていて、一見ノリも良く明るいが注視するとどこか影を感じる子。


この年に入社した新卒の全員は、4月から営業数字を背負い目標必達の為に、

テレアポ、飛び込み等をOJTで学びながら実行しM君以外は、

初月の4月をなんとか目標の営業数字を達成した。

達成できなかったM君も来月は頑張ろう、皆で励ましその後皆で頑張って行くも

5月もM君だけが未達成で5月末を終える・・・

4、5月は新卒のベース給アップのレイティング期間で彼以外の新卒は、

最低目標を達成し、オーバーアチーブする子もちらほら。

でも彼だけ全くの坊主(数字がゼロって意味)で、彼のレイティング期間は6月まで延長に。

6月は彼の所属するチームの上司だけでは無く、私も関与しながらフォローする事になる。

他の新卒以上に重点的にトレーニング
・テレアポのロールプレイ&モニタリング
・飛び込み時トークのロールプレイ&同行
・初訪のロールプレイ&同行
・担当営業エリアの見直し
・営業スケジューリングの見直し
考えられる事は全てやったが、6月も半ばを過ぎても数字が上がらず、
普通通りやれば目標達成出来ると考えていただけに、ほとほと困り果てた。


そんな時期に同じ新卒の女性社員からある先輩社員に、
新卒同士の人間関係で相談があったようで、どうやらそれはM君の暴走らしいとの事。
もちろん業務との直接的な関係性は無いにしても、業務上での誤魔化しも同時に発覚し、
やる事もやってないし、首脳陣から
「あいつは会社に何しに来てんねん!」と突っ込みが・・・

この件に関してはチームリーダー以上の会議でも話題になり、
誰が担当責任を持つかという話しで、M君と信頼関係が出来ていて、
冷静にきちんと話が出来る人という事で私が選ばれる・・・

正直この、「人間関係のトラブルは、もうどうでもいいでしょう。」と思いながらも、
彼と会社の為と考え色々話した結果、
彼自身は、「特に問題も無く、このまま変えるつもりもない」との事。

まぁ正直その発想もどうかと思うけど、
まだ若いしゆっくり付き合って行かなきゃいけないと思いきや、
その内容を報告した首脳陣はめっちゃ御立腹!

「そもそも何しに会社に来てんねん!

 そんな考え方の社員に給料払うほど余裕無いし、そもそも出来る事を精一杯やらずに、

 人間関係でもひっ掻回して、むしろ不利益だけやん。

 それで自己認識が無いなら辞めさしてや~」

正直前回の事もあり、「出たよ!またかよ!」と思った・・・・

その後、この首脳陣の考え方に疑問を持ち相当苦しむ事になるのだが、

この時は前回の女性社員の事もあり、首脳陣の意思をひっくり返すより、

M君を叩き直す事に注力する事を決意。

仕事終了後の23時頃から会社近くの焼肉屋へ連れ出し話をしていたが、

彼の意思も変わらず、自分自身の悪い所を認識出来ないでいる。

その話をしている間も、首脳陣と自宅から着信の嵐・・・

「どうなったんだ?辞めさせたのか?」

「どこにいるんだ?なんで帰ってこないんだ?」

それはもうストレスだったけど、M君との話しの結末は、

「いい加減、宙ぶらりんでふわふわしているのは良くない。

腹決めてやるのか、それとも居心地が悪くて辞めたいしても覚悟を決めなくてはいけない」

そう悟し明日に結論を持って来る約束で、終電過ぎの為タクシー代を持たせ帰す事に。



翌日・・・

彼はすっきりした顔で、会社を辞める報告をして来た。

彼の中で、

「いい加減、宙ぶらりんでふわふわしているのは良くない。

腹決めてやるのか、それとも居心地が悪くて辞めたいしても覚悟を決めなくてはいけない」

この言葉を受け真剣に考えたようで、ぐちゃぐちゃになったこの会社ではやっていけなく、

辞めたいと思っていた気持ちに踏ん切りがついたとの事。

まぁこの、「上手くいかなくなったら何も考えずリセットする精神」は頂けないけど、

それが彼の覚悟なら仕方ないと思い、握手とその時自分がしてたネクタイを応援のつもりで渡した。



その後、別の会社に営業で入社して、楽しくやっているとの報告を同期の子から聞いた。

またそれからしばらくして私も会社を移った後、

久々に同僚と飲んでいた時も、わざわざ接待を抜けて私に会いに来てくれた。


彼は私に感謝をしているようだけど、正直自分の中で何も嬉しくない。

今彼が楽しくやっている事は少なからず救われる事だけど、

この辞めさせた2人の新卒に対して、自分の手で何かを変えてあげた訳ではない。

新卒時代は言わば、ビジネスの社会では何も知らない子供だ。

何も知らない子に、きちんと言い聞かせきちんとした道を歩ませるのが、

新卒を受け入れた企業の責任だと思うからだ。

合う合わないと投げ出す事は簡単だし、次を目指すなら早い方がいい。

でもそこでのトラブルの元を直視せず、リセットだけをしてしまえば、

成長も無く、同じ事で失敗もする事は間違いない。

果たしてこの2人はトラブルの元や、原因を理解出来ていたのか正直不安だ。

今当時の想いを振り返りながらこれを書いていて、改めてそう思った。