大好きな漫画が2つあり、そのうちのひとつ島耕作シリーズ。
シリーズ最新刊である
社長 島耕作 8巻
にタメになる1節がある。
現在、初芝五洋ホールディングスの代表取締役社長である島が、
会長と相談役の3人で会食しているワンシーンで、
「トップにふさわしい人間に必要なものはなんだと思っている?」
という質問に彼はこう答えている。
「私は会社の方針と方向性をはっきり示す力だと思います。」
ここが曖昧ではついてくる人間は迷ってしまいます。
しかし 誰だって、間違った判断をすることがあります。
方針が間違ったと分かった時は、素早い対応が必要です。
その時は迷わず撤退する
時期を誤ると命とりになります
トップに必要なものは方向性を明確に示す力と、
間違った時に素早い決断を示す力だと思っています。
さすが島さん。
いい勉強になります。
ここでいうトップとは、いわゆる社長の事だけど、
どのトップにもあてはまる事だと思う。
以前部下を持たせてもらっていた時も、
よく方向性や目的を示せと言われていたし、
ひとつの仕事を振るときだって、方針と方向性が明確でないと、
結果がまったく違うものになっていた。
表現は違うけど、社員から仕事の相談をされよく言うことは、
・目的は何なのか
・どういう方向性でやっていくのか
・そもそもその目的と方向性はあっているのか
と考えさせる。
逆に仕事をお願いするときにも、やり方なんて正直どうでも良くて
「目的はこうで、こういうアウトプットが欲しい」とはっきり言う。
(あえて考えさせたり、答えを探させたいときは隠すこともあるけど)
逆に今まで上司に仕事を振られる立場にいたときには、
「どういうゴールになればいいですか?してはいけないことは何ですか?」
ゴール=目的
正直仕事の打ち合わせは、これでコト足りることがほとんどだ。
出来る人間は、ゴールさえ分かれば、何が必要・不必要かを自ら考え答えにたどり着く。
途中で道に迷っても、ゴールを意識しているから、必要な道筋を持っている人に相談できる。
これが、ゴールが分かっていないと悲惨だ。
全て順だって教えてもらわなければ分からない。
ましてゴールを意識していない人は、ゴールにたどり着いてもそれを覚えておらず
また同じ旅路を人に聞く傾向が強い。
それでは創造力も育たないし、ビジネスマンとしての成長は無いと思う。
一般社員や一番年下の社員であればこれでも良いが、
少しでも組織上で上にいる人間がこれだと、下は迷惑する一方だ。
話しはそれるが、この島耕作シリーズ。
自分が世間知らずでホテルマンを辞めるとき、
何をしていいか分からず、まず始めた社会勉強だ。
人にいうとかなりかなり馬鹿にされるが、一介のサラリーマンが、
企業の中で奮闘していく姿が描かれ、背景には実際の社会情勢や、
経済状況などもリアルに反映されていて、自分が子供の頃だった時代も
ある程度はこの漫画が教えてくれる。
近年起こった電機メーカーの合併なども、
ほぼ同時期、もしくはそれよりも早いくらいに漫画に登場していた。
僕ら世代のビジネスマンにはぜひ読んで欲しいと思う漫画です。
- 社長 島耕作(8) (モーニングKC)/弘兼 憲史

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