国語便覧 その5 | やす地蔵のブログ

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2025.9.20更新
還暦はとうの昔。もう数年で古希。この人生、よきことも悪きことも、旅行、食べ歩き、趣味、阪神タイガース、愛猫、全部まとめて振り返るブログ。たまに気が向けば短歌、俳句、詩なども詠みます。
批評など受け付けます。よろしくお願いいたします

心と時間に余裕が出てきて

久々に国語便覧
名作の書き出しを読む の5回目

今は昔、竹取の翁といふものありけり。野山にまじりて竹を取りつつ、よろずのことに使いけり。
「竹取物語」作者未詳(物語 平安時代)

意味
今となっては昔のことだが、竹取の翁という者がいた。野山に分け入って竹を取っては、様々なことに使っていた。

エピソード
「竹取物語」はご存知 かぐや姫の物語
かぐや姫の「かぐや」とは何?
もちろん家具屋の娘ではない(オヤジギャグ😅)
「かがよふ」(=きらめく)や「赫々(かくかく)たり」(=照り輝いている)を語源とする説あり。

よく知られている印象的なエピソードがいくつかあり
代表的なエピソードは以下のとおり

1.竹の中から姫が生まれる
竹取の翁が竹林で光る竹を見つけて切ってみると、中に小さな女の子がいました。翁と妻はその子を大事に育て、やがてその子はかぐや姫と呼ばれるようになります。その後、翁が竹を切ると中から黄金が出るようになり、翁は裕福になっていきます。

2.五人の貴公子の求婚
かぐや姫の美しさは都に広まり、五人の貴公子が結婚を申し込みます。しかし姫は簡単には結婚せず、それぞれに手に入れることがほぼ不可能な課題(宝物)を求めます。
貴公子はそれぞれの課題と結果は以下のとおり

①石作皇子(いしづくりのみこ)
課題:仏の御石の鉢(ほとけのみいしのはち)
皇子は天竺(インド)まで行ったふりをしますが、実は近くの寺から古い鉢をもらってきただけでした。ところが、かぐや姫に見せると「仏の鉢なら光るはず」と言われ、光らないため偽物と見抜かれてしまいます。

②車持皇子(くらもちのみこ)
課題:蓬莱の玉の枝(ほうらいのたまのえだ)
伝説の島・蓬莱にあるという、金銀の枝に宝石の実がついた木の枝を持ってくるよう言われます。皇子は職人に作らせて本物のような枝を完成させます。ところが、後から職人たちが報酬を請求しに来てしまい、作り物だったことがばれてしまいます。

③右大臣阿倍御主人(あべのみうし)
課題:火鼠の皮衣(ひねずみのかわごろも)
火に入れても燃えないという伝説の衣です。阿倍は中国から珍しい衣を手に入れますが、かぐや姫は試しに火にくべてみます。すると普通に燃えてしまい、偽物と判明します。

④大納言大伴御行(おおとものみゆき)
課題:龍の首の玉
龍の首にあるという宝玉を取ってくるよう言われます。大伴は船を出して探しに行きますが、途中で大嵐に遭い、命の危険を感じて引き返してしまいます。結局、玉は手に入れられませんでした。

⑤中納言石上麻呂(いそのかみまろ)
課題:燕の子安貝(つばめのこやすがい)
燕の巣にあるという貝で、安産のお守りとされるものです。石上は家の屋根に登って燕の巣を探します。しかし、巣を取ろうとして屋根から落ちてしまい大けが。結局、貝も見つからず失敗します。

この五つの話は
・嘘をつく
・偽物を作る
・無理をして失敗する
など、貴族たちの滑稽さを描いています。『竹取物語』が単なる幻想物語ではなく、当時の貴族社会を風刺した作品とも言われる理由です。

3.帝とのやりとり
やがて 天皇(帝)もかぐや姫の噂を聞き、会いに来ます。帝は姫を宮中に迎えたいと思いますが、かぐや姫はそれを断ります。しかし二人は文(手紙)のやりとりを続けるようになります。

4.月へ帰る秘密
かぐや姫はあるとき、自分が月の都の人間であることを翁に打ち明けます。地上にいるのは罰によるもので、満月の夜に月から迎えが来て帰らなければならないと言います。

5.月へ帰る別れ
満月の夜、月の使者たちが現れます。翁や帝は兵を集めて守ろうとしますが、月の使者にはかなわず、かぐや姫は月へ帰ることになります。姫は・不老不死の薬・帝への手紙を残して去ります。

6.不死の薬を燃やす
帝は姫を失った悲しみから、不老不死の薬を飲まず、日本で一番天に近い山の頂で燃やさせます。その山が 富士山で、煙が上がることから「不死(ふじ)の山」と呼ばれるようになった、という伝説になっています。


かぐや姫(アニメ化)


いかがでしたか?
かぐや姫と富士山が関係していたとは
知らなかったなぁ

そして 嘘をつかず、正直に、無理をせずに
生きて行きましょう‼️

それでは、また。感謝。