引越しの準備は着々
段ボールに詰めたり
バルコニーの清掃したり
かなり綺麗になった(自己満足)
隣のバルコニーにまでゴミが流れていき
偶然出てこられた隣の奥様に謝罪
気持ちよく許してもらえました
さて
国語便覧 名作の書き出しを読む の3回目
ご存知 清少納言 枕草子
春はあけぼの。
やうやう白くなりゆく、
山ぎはすこしあかりて、
紫だちたる雲の
ほそくなびきたる。
「枕草子」清少納言(随筆 平安時代)
春は夜明け。しだいに知らんでいくうち、
山と接する空のあたりが少し赤らんで、
紫がかっている雲が
細く横にたなびいているさま(がよい)。
エピソード
①体験談ではなく「美の宣言」
『枕草子』は随筆なので『蜻蛉日記』や『土佐日記』のような出来事中心の話ではない
「春はあけぼの」は、春で一番美しいのは夜明けだという清少納言の価値観の提示
②宮中生活を背景にした感性
清少納言は中宮定子に仕える女房
・宮中では早朝から人が動き始める
・夜が白み、御殿の外の景色が変わっていくのを
几帳越し・御簾越しに眺める日常
その中で
「ああ、春はこの時間がいちばんいい」と感じた実感が、この一文に凝縮されている
③四季の章の起点としての役割
続く有名なくだりでは
・夏は夜
・秋は夕方
・冬はつとめて
これは
・四季にそれぞれに最も趣のある時間帯がある
・日本的な「時間×季節」の美意識
を示す構成
なぜ冒頭に置かれたのか
この一節は
・作者の感性
・作品全体の方向性
・読者への「これが私の美意識です」という挨拶
その全てを兼ねた 文学的な自己紹介でもある
なお、春の「あけぼの」も、冬の「つと(夙)」も早朝を指しますが、「あけぼの」は日の出前、「つとめて」は日の出後、という違いがあります。
いかがですか?
少しは学生時代を
思い出されたのではないでしょうか?
それでは、また。感謝。


