兄、母、父、姉の死になんの感情もない。
ただひとり生きることになんの意味もなく、
ただ目的もなく、生き延びていく。
他で災害が起こるたび無関係を装い、
無関心に生きていく。
半世紀以上も生きてきたのに
歩いてきた道に花は一輪もなく、
振り向きたくても価値がない。
故郷の地にひとりたたずめば、
なんの感動も抱かず、自分を振り返っても
そこには何もない。
帰ろうと思っても帰る場所もなく、
語ろうと思っても語る友もない。
それでいい、それでいいと思って生きてきた。
自分だけの世界。
自分にしか分からない世界。
誰にも分からない世界。
迷いを捨て自分だけを信じて生きていく。
そんな世界があっていい。自分だけの世界。
ごめんなさい!
たまにセンチになって。
それでも生きていかなきゃ!
それでは、また。感謝。
