さて、前回はClarity Project の概要で終わってしまったのですが、今回は中身に関して・・・。

最も衝撃的な変更点に関して

まず、一番気になったのは・・・。私にとって、高校時代の平家物語と枕草子の一文以来、あんなに暗唱した文章はないぜって位、暗記「しようとした」Standard Unqualified Audit Report (Non Issuers) があっさり変更になってしまうという、、、。私受験してまだそんな時間経ってないのに。
しかし、平家物語の入りは未だに覚えてますが、Reportの入りはすっかり忘れてます。諸行無常です。
まぁ、時は流れます。アメリカのCPAは絶対に継続教育が絶対に必要ですね。3年経ったらかつての知識なんて・・・かもしれないですよ。逆に条文番号とか細かい数値とかがあまり問われない(改定頻繁だから問えないのか・・・)試験で助かりましたが・・・。

Standard Unqualified Audit Report (Non Issuers)の構成が変更される
なお、大きな構成の変化として
これまで Standard Unqualified Audit Report (Non Issuers) は以下の3つの Paragraph があった事は、直近の受験生ならよくご存知かと・・・。 
Introductory 
Scope 
Opinion 
しかし、私は暗記しようとしたものの、結局覚えられず、仕方なく直前講義のテキストのレポート欄にこう書いてありました・・・。

【imply】 consistency
【intro】 ①監査対象となったFSの範囲 ②二重責任
【scope】①GAASに準拠 ②監査の結果として意見表明のためのreasonable basisを得た
【opinion】GAAP
※FSはFinancial Statementsです
※imply は書いてないけど、前提としてるって意味でメモしました。
他にも 「test basis」 等のキーワードを問題解きながらリンク付けしてマーカーでグルグル巻きにしてありました。これを土台にすれば結構問題は解けちゃいます。まぁどちらかと言うと、解いて必要な個所を覚えるってパターンですが・・・。懐かしいです。私勉強しました。


しかし、、新しいレポートですが・・・以下の構成になるようです。


Introductory 

Management's responsibility for the financial statements
Auditor's Responsibility  
Opinion  

パラグラフが4つになってますね。呼び方もScopeパラグラフじゃなくなってますね。
なお、
Management's responsibility for the financial statements、,Auditor's Responsibility、Opinionの3つは パラグラフの前に見出しが必要になりました。これだけでも、構成が変わったのがわかりましたよね・・・。ASBは監査基準書をわかりやすくしてくれたのかもしれないですが、直近の受験生は変えないでくれた方が嬉しかったかもしれないですし、日本人の私にはどっちでもそれなりにわかりにくく、果たしてわかりやすくなったのか・・・。でも、PCAOB Auditing Standards だったり、SASs だったり、さらには ISAs(国際監査基準)まであって、ちょっと規約の関係が複雑になっているので実務上困ることないんかなって勉強しながら多少考えてました。

レポートを見てみよう

色々思い悩んでも仕方ないので、まずは、百聞は一見にしかず、レポート見たいですよね。P.21(表示はページ2071) のサンプルです。
AU-C Section 700 Forming an Opinion and Reporting on Financial Statements

国際監査基準に注目!
何かこのフォーマット見た事あるなーって思いませんでした?
そうなんですよね、私も新しいレポートはどこかで見覚えがあって気になってたんですが、International Standards on Auditing (ISAs) のレポートです。実は思い出せなくてモヤモヤしてましたが、Clarity Project の趣旨を翻訳してて気が付きました。同じ見出し、表現が入ってます。

ISAsのAudit Reportを確認して見ましょう。
International Standards on Auditing
(リンクのPDFで P.28、(表示は680ページ)です。)

先ほどのサンプルのレポートをGAAPをIFRSに、GAASをISAsに変換して・・・と言う事で。
試験範囲への影響は結構大きいですが、既存の受験生はこれまでの試験範囲でしたので、 SASs と ISAs の差異は多少勉強しているかと思います。勉強はしないといけないのですが、全くヒントがないわけではなさそうですね。
他にもどうやらEngagement letterが変更になってたり・・・。多少カバーするのは時間が必要かとは思いますが、前回同様繰り返しますが、5月までに受験する方は既存の内容だけを見て未来は見ない方が精神的に良いかもです。

ただ、問題演習に関してはこのReportそのものはAUDITの伝統的な頻出論点ですが、国際基準のレポートは試験に出たか、ぴんと来ない位、Beckerの問題集でも僅かだったかと・・・。新しい版はどう対応してるんでしょうね。
ただ、私もせっかく、ラインセンスまで取ったのに、いきなり浦島太郎状態になるかと思ったらヒントがあって安心しました。

でわ、また長くなってしまったので、今日は以上です。