オイラは、安倍首相の外交方針についてはある程度支持していますが、こと経済政策やまやかしの構造改革についてはまったく支持していません。
日経(2007/06/19)
「生産性の伸び、5年で1.5倍に・「骨太方針2007」を決定」 政府は19日夜の臨時閣議で、経済政策運営の指針となる「骨太方針2007」を決定した。
安倍政権として初めての骨太方針は「人口減少という状況の中で経済成長を持続させる」との決意を表明。成長力を加速させるために労働生産性の伸び率を5年間で1.5倍にする目標を打ち出した。ただ、歳出削減などでは踏み込み不足の面も目立つ。
今回から正式名称を「経済財政運営と構造改革に関する基本方針」から「経済財政改革の基本方針」に改めた。副題は「『美しい国』へのシナリオ」。安倍晋三首相は同日夜、首相官邸で記者団に構造改革の文言をなくしたことについて「言葉にはこだわっていない。(改革後退懸念は)まったくない」と語った。社会経済生産性本部が発表した「2006年版 労働生産性の国際比較」によると、日本はOECD(経済協力開発機構)加盟30ヶ国中の19位。主要先進7ヶ国では11年連続の最下位という結果が出ています。
確かに数字上の労働生産性は低いのでしょう。でも、だからといって単に数字を追いかけることが果たして『美しい国』の姿なのか、甚だ疑問です。
労働生産性は、国内総生産(GDP)を全就業員数で割ったもので、労働者1人が働いて生み出す価値ということになりますが、これは国全体の経済活動の効率性を示す指標の1つであって、けして労働者の能力を示すものではありません。特に日本の場合は「サービスはタダ」という社会通念が確立されているので、チップや歩合ボーナスで収入が増える労働スタイルが少ないことが、数字の低さにつながっていることが指摘されています。
つまり、価値(お金)にならないものにも手を抜かずに、質の高いサービスを提供しようとするスタンスです。この取組み姿勢こそ「美しい」国民性なのであって、労働生産性がダントツに高い米国式の経済活動を模倣することは、「美しい国」から逆行する行為と考えます。はい。(・ω・)ノ
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「労働生産性、米国が日欧引き離す・内閣府報告書」