ちゃんと報道されなかったのか、オイラが気付かなかっただけなのか。。。ほぼ1年前の話ですが、
呉の「大和ミュージアム」に展示されている戦艦長門の軍艦旗は『なんでも鑑定団』に出品されたものを、同番組のレギュラーである石坂浩二さんが自腹で購入し、寄贈されたものとのこと。
戦艦「長門」は、第二次大戦中に日本海軍の12隻あった戦艦の中で、唯一中破しながらも沈まずに終戦を迎えた戦艦。
呉の海軍工廠で建造されたもので、大東亜戦争が始まった時から、「大和」が就役する昭和17(1942)年2月まで連合艦隊旗艦の旗艦として活躍し、山本五十六大将が乗られた艦でもあります。
戦後米軍に接収され、その後ビキニ環礁で行われた水爆実験の標的艦とされ、多くの他の艦艇が水爆の爆発で轟沈していく中、しばらく悠々と浮かび続けていた姿は、あたかも帝国海軍の意地を見せるかの如き姿だった、とさえ言われた偉大な戦艦なのです。
その「長門」の軍艦旗が こともあろうか『なんでも鑑定団』に「長門」を接収した米海軍の艦長の娘さんから出展されたのである。
石坂浩二さんは「長門」の軍艦旗が出てきたその場で、「これ私が買うよ。大和ミュージアムに寄贈する」と発言されており、その後「このような貴重な品は縁のある大和ミュージアムに展示するのが一番ふさわしい」と自費1千万円でこれを買い取り、寄贈されたとのこと。
軍旗、軍艦旗はその部隊や艦艇のシンボルであり、象徴であり、心の拠り所であり、神聖なるものに他なりません。その部隊・艦の魂が乗り移っていると言っても過言ではないでしょう。
アメリカに奪われた大日本帝国海軍の誇りを語り継ぐ遺品を自費で取り返していただいた石坂浩二氏には、心から感謝と敬意を表します。('◇')ゞ
そして「これこそ正しいお金の使い方」と感服しました。
石坂さんグッジョブ!(o^-')b