ZAKZAK(2007/07/20)
「参院選、安倍との因縁? 朝日新聞予想「33議席」」
朝日新聞が20日付朝刊で「自公、過半数割れも」との見出しで報じた参院選の情勢調査。永田町での見立てとほぼ一致するものだが、「獲得議席の推計」をよくよく見ると、これが何とも手厳しい。最悪の場合、自民党は勝敗ラインの51議席を大幅に下回る33議席と予測しているのだ。
朝日新聞と安倍首相の因縁は深い。首相が幹事長代理時代の2005年、旧日本軍の慰安婦問題を裁く疑似裁判を取り上げたNHKの番組について、同紙は政治的圧力で改変されたとの記事を掲載。これに対し首相は「朝日らしい、悪意と捏造に満ちた記事」と反論するなど、両者の対立が激化したのは有名な話。
その後も首相サイドが「週刊朝日」の記事などをめぐり朝日新聞社を提訴するなど、もはや永田町では「安倍Vs朝日」は定説とさえなっている。
それだけに、自民党内では「朝日は紙面上で“反安倍キャンペーン”を展開している」(若手議員)との不満が出ており、ある中堅議員も「公示日である12日付社説を見ても分かる」と怒る。
確かに、この日の社説は「『安倍政治』への審判だ」と題し、「この9カ月に安倍政治がやったこと、やらなかったことを、その手法も含めて有権者がしっかりと評価するのが、この選挙の重要な目的であることを忘れてはならない」と書かれている。
今回の参院選は与野党対決はもとより、安倍vs朝日の最終決戦の場になるのか。
今度の参院選は「安倍vs小沢」ではなく、「安倍vs朝日」ですな。(^-^;)
朝日ヲッチャーとしては、反安倍キャンペーンが功を奏し「自公過半数割れ」になったときの勝ち誇った様を見てみたい気がしてきた。ヘ(゚◇、゚)ノ
【関連記事】週刊新潮(7月26日号p31~33)
「「安倍憎し」に燃える朝日新聞の「異様すぎる選挙報道
・・・もはや新聞ではなく“反政権ビラ”/週刊新潮」
さすがに、ここまで来ると常軌を逸している。2年前にNHK番組改変問題で安倍氏に煮え湯を飲まされた朝日新聞が、憎っくき敵を潰そうと、連日、安倍攻撃を繰り返しているのだ。
同業者の間からも、「この露骨さは、ジャーナリズム史に残る」なんて声も聞かれる有様。
安倍政権が失点に次ぐ失点を重ね始めたこの5月以降、朝日新聞の“元気ぶり”がすごい。特に参院選を間近にしての選挙報道は、お見事の一語である。
7月2日付社説≪さあ参院選へ暑い夏に熱い論戦を≫を皮切りに、これでもかという安倍打倒参院選キャンペーンが始まるのである。それは、「不偏不党や客観報道を旨とする新聞メディアとは思えない異様なものです。同業者から見ても、とてもマトモとは思えません」(全国紙政治部デスク)なんて声も出るほどだから、さすがに読者の中にも違和感を覚える向きが少なくないのではないか。
7月6日付社説では、≪この国会で「政治とカネ」の問題がうやむやになったことを覚えておこう。その責任はどの政党が負うべきか、しっかりと心に刻んで投票に臨みたい≫と、露骨な投票誘導を行っている。さながら野党機関紙の様相である。
11日付社説も凄まじい。年金問題解決に向けての決意を示す安倍首相に、≪政府の最高責任者として、長年にわたるずさんな管理の後始末をするのは当然のことだ。ことさら「戦後レジームからの脱却」などと意気がるようなものではない≫とケチをつけ、≪これで年金記録の問題は本当に解決するのか。有権者は一票を投じる際に判断材料のひとつとするだろう≫と、畳みかけている。
年金問題は、民主党の支持基盤である自治労との“労使密約”が原因のひとつであったことなどは、オクビにも出さず、ひたすら安倍攻撃に邁進するのである。