ダウンしてる場合じゃなくなりました。<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )
読売(2006年10月9日14時14分) 「中国政府、「北」に異例の強い非難」
【北京=末続哲也】中国中央テレビによると、中国外務省は9日、北朝鮮による核実験実施の発表を受けて声明を出し、「北朝鮮が国際社会の全面的な反対を無視し、強引に核実験を実施したことに対し、中国政府は断固として反対を表明する」と、北朝鮮を非難した。
中国政府が、友好国の北朝鮮に対し、強い言葉で非難するのは極めて異例。
声明はさらに、「北朝鮮が非核化の公約を忠実に守り、情勢悪化につながり得るいかなる行動も一切停止し、6か国協議の路線に復帰するよう強く要求する」としている。その上で、関係各国に対し、「冷静に対応し、あくまで協議と対話を通じて問題の平和解決を図る」よう求め、「中国は、このために引き続き、たゆまず努力する」とした。
朝日(2006年10月09日19時40分) 「北朝鮮の核実験「断固とした姿勢で対処」 日韓首脳会談」
安倍晋三首相は9日午後、青瓦台(大統領官邸)で韓国の盧武鉉大統領との首脳会談を行った。両首脳は、北朝鮮が核実験を実施したと発表したことについて「断じて容認できない。断固とした姿勢で対処すべきだ」との認識で一致。今後、国連安全保障理事会で厳しい措置を含む決議案採択に向けて緊密に連携していくことも確認した。
また、両首脳は北朝鮮の核実験に関し「(事実と確認されれば)北東アジアのみならず世界全体にさらなる脅威を与える。核不拡散体制への重大な挑戦で、国際社会全体が真摯(しんし)に取り組まなければならない課題だ」との立場でも一致した。
一方、日韓関係については「北東アジアの繁栄に非常に重要」として、未来志向で関係改善を図ることで一致。歴史認識問題に関しても「未来志向で解決する」ことを確認した。会談後の記者会見で、盧大統領は適当な時期に訪日する意向を示した。
さすがに中・韓ともに、もう守りきれないし、これ以上日本を敵視しるのは得策ではないと悟ったのでしょうか。(だったらいいんだけど。。。)
【関連記事】朝日(2006年10月09日01時19分) 「日中、関係修復で一致 首脳会談」
安倍首相は8日、最初の外遊先である中国を訪れ、北京の人民大会堂で胡錦涛(フー・チンタオ)国家主席、温家宝(ウェン・チアパオ)首相、呉邦国(ウー・パンクオ)全国人民代表大会常務委員長(国会議長に相当)と相次いで会談した。双方は日中関係の改善で一致し、北朝鮮や環境・エネルギー問題で共通の戦略的利益を共有する「戦略的互恵関係の構築」で合意し、会談内容をまとめた「共同プレス発表」を出した。胡、温両氏は小泉前首相の靖国参拝など関係悪化の原因になった歴史問題の解決を要求。安倍氏は戦後日本の平和国家としての歩みを強調し、自身の靖国神社参拝の有無は明言しない考えを伝えた。双方は北朝鮮の核実験声明に「深い憂慮」を表明し、朝鮮半島の非核化に向けた協力を確認した。
●対北朝鮮、核実験「深い憂慮」
日本の首相が北京を訪れたのは、01年10月の小泉前首相以来5年ぶり。首脳会談も05年4月にジャカルタで小泉、胡両氏が会って以来、1年半にわたって途絶えていた。
会談で安倍氏は、新たな日中関係に向けて、北朝鮮問題や環境・エネルギー、国連改革など、政治・経済の両分野で戦略的利益を共有する「戦略的互恵関係の構築」を提起、胡氏も同意した。日本側によると、価値観の異なる日中関係で「戦略」という言葉を使うのは初めて。まず両国共通の利益をテコに関係改善を図る考えと見られる。
安倍氏は、会談後の記者会見で「北朝鮮の核開発を阻止し、ミサイル問題を処理する上で日中が協力して影響力を行使することが重要」と述べ、北朝鮮問題を戦略的互恵関係構築の第一歩と位置付ける考えを示した。
北朝鮮の核実験宣言について、胡、温両氏は安倍氏との会談で「中国としても強く抗議し、懸念を表明する」と強い調子で憂慮を示し、「北朝鮮が核実験を抑制するように、中国としても働き掛けをしていきたい」と表明した。安倍氏も「国際社会の平和と安全に対する脅威だ」と言及。双方は、会談後に発表した共同プレス発表でも核実験の問題を含む最近の朝鮮半島情勢に対する「深い憂慮」を表明した。
両首脳は昨年9月の6者協議でまとまった共同声明に従って同協議を推進し、朝鮮半島の非核化や北東アジア地域の平和と安定の維持のため、協力関係を強化することも確認した。
北朝鮮による拉致問題について安倍氏は「拉致問題を解決せずして日朝国交正常化はありえない」と述べ、問題の解決に向けて中国の協力を求めた。胡、温両氏は理解し、協力していく考えを示したという。
さらに両首脳は「政治と経済の二つの車輪を力強く作動させ、日中関係をさらに高度な次元に高める関係を構築」することを確認。中国側が批判した安倍氏の持論の「政経分離論」を修正した。
安倍氏は胡、温両氏の訪日を招請。両氏とも「双方の都合のいい時期」に訪日することで合意した。11月中旬のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で胡氏と、12月中旬の東南アジア諸国連合(ASEAN)+3にあわせて温氏と、それぞれ会談を行うことが固まった。
●首相、「靖国」明言せず
胡氏は会談で、靖国問題について「中国人民の感情を傷つけた。政治的障害を除去してほしい」と語り、安倍氏にも参拝自粛を求めた。
これに対し、安倍氏は「決して軍国主義を美化するものでも、A級戦犯を賛美するものでもない」としつつ、「行くか行かないか、行ったか行かなかったかは、言わない」と明言を避けた。さらに「双方が政治的困難を克服し、両国の健全な発展を促進する観点から、適切に対処していきたい」と語り、今後も明言しない考えを示した。
会談後の記者会見で安倍氏は「私の説明に対して、先方の理解は得られたと思う」と語った。
また安倍氏は会談で歴史認識について「我が国がかつてアジア諸国の人々に対して多大な損害と苦痛を与え、傷跡を残したことに対する深い反省のうえに戦後60年の歩みがある」と説明。胡氏は「日本がこれからも平和発展の道を前進することを望んでおり、そうなると信じ、評価している」と答えた。両首脳は有識者による日中歴史共同研究の初会合を年内に開催することで合意した。
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日中共同プレス発表の骨子
○歴史を直視し、未来に向け政治・経済の両輪を力強く作動させ、日中関係を高度な次元に。共通の戦略的利益に立脚した互恵関係の構築に努力
○日本側より中国指導者の日本訪問を招待し、中国側は原則的に同意
○日本側は平和国家として歩み続けると強調。中国側は積極的に評価
○東シナ海問題の協議プロセスを加速し、共同開発の方向を堅持
○日中有識者による歴史共同研究を年内立ち上げ
○核実験問題を含む朝鮮半島情勢に深い憂慮表明
○日中は国連安保理改革に賛成し、対話を強化