一夜限りの合図 | Second House

一夜限りの合図

あの子と久しぶりのメール。

もう平気だと思っていたのに
他愛ない言葉を交わす度、愛しさを思い出す。

彼に対する罪悪感も消し飛ぶ。



あの子の言葉から会いに来たいと思っている事が伝わる。

だから言わない。


『可愛くないです』
うん。わざとやもん。

「おいでって言わんとことかやろ?
言ったら浮気になるもん」ギリギリで止める。

『僕も行ったら浮気になります(笑)』
なんだよそれ。


「本心は会いたいよ」
止められない。

『じゃいく』

「友達として来るなら喜んで会うよ」
言い訳がましい。



寝かけてたくせに、夜中にやって来るなんて

会えば、どうなるか分かっていたのに。


優しいキス
あなたに顔に触れる私の手あなたの瞳


頭の中はもう…
体は浮いているような感覚


車の中

あの子の体は私を求めてる


だから帰った。



キスだけで、こんなに切なく愛しさを思い出したのよ、これ以上は無理だよ。

また苦しくなるよ。



あなたへの想いを消し去りたくて彼に抱かれ

また苦しい。


あのキスはずるいよ。