観たいと思っていた3本をやっと観ました。
菅田くんと原田美枝子さんの親子の話。
母子家庭で、ビアノ教師をしていた母(原田美枝子)は
ある日、生徒であった大学教授(永瀬正敏)と恋に堕ち、
息子を置いて駆け落ちしてしまった←この時点で信じられないって思ったけど(-_-;)
何日か耐えたけれど、お金も食べるものも尽きたときに祖母に連絡をし保護された息子の泉(菅田将暉)
母は、息子のことが気になりながらも離れた地で同棲生活を送っていたが
そこで起こったのが「阪神淡路大震災」
あまりにも変わり果てた街を観て、
この女は、彼の安否も分からぬまま、息子の元に戻る。←これもありえない。
何事も無かったように時は流れ、母は、認知症になる。
職場でAIの開発をしていた泉、同僚が「忘れる機能もつけるか」と言ったことに
ハッとするシーンがあって、妙にその台詞が心に残ってる。
それと、母の言動に苛立ったときに放った言葉
「何で何もかも忘れてんだよ!俺は何もかも覚えてるのに!」と叫ぶシーンも。
母が覚えていたことは、自分たちが穏やかに暮らしていた時のことばかりで、
そのことに気が付いた泉は、空を見上げる。
そんな映画です。
長澤まさみさんは、抑えた演技で素敵でした。
ストーリーは劇的なんだけど
意外に淡々と進みます。
だから、ちゃんと見てないと
「へ?」って感じで終わってしまうような気がしますs。
(何度か巻き戻して見直した私(^_^;))