犬の嫌サインとOKサインを見る

目薬が苦手なもふ丸君。



獣医さんのアドバイスで、
ひとりに抱っこして押さえてもらってさす方法でやったら、
目薬を見ると逃げるようになったので、
「これではいけない」とレッスンで習ったように、
オヤツを使いながらスモールステップで進めて、
なんとか目薬を目に近づけるところまではできるようになったそうですが、
オヤツを持ちながらだと片手でしかできないので、
そこからうまくさすことができないということでした。
そこでさっそく先日のセミナーで教わったBucket Gameで練習してみました

「Bucket Game」は、
ターゲットとなるオヤツの入った入れ物を集中して見ている時に、
道具を近づけたり、少しずつ体を触ったりしながら、
お手入れや診察などを受け入れてくれるようにしていくのですが、
その時、犬の嫌サインとOKサインをちゃんと見てあげるようにします。

Bucketを集中して見ていられるようになって、
触ろうと手を出した時、
もし犬が手の方を気にしたらすぐに引っ込めます。これが嫌サイン。
こうすることで、
犬に、自分がこの状況をコントロールできることを伝えます。
もし手を気にしないでBucketを見ていたら、
クリックしたり、「そう」でトリーツを与えます。これがOKサインです。

もふ丸君、数セッションで目頭を上げて目薬を近づけるところまで出来ちゃいました



同様にして、
初めての歯ブラシも少しゴシゴシするところまで出来ちゃいました



もふ丸君の場合、
顔を上げている時に触ろうとすると気にしますが、
ヘッドダウンしてから触ると受け入れてくれるので、
このヘッドダウンももふ丸君のOKサインになります。

犬にはなぜ目薬をさされるのか、
なぜ歯ブラシでゴシゴシされるのか理由がわかりません。
無理矢理押さえつけられて、
訳の分からないもので身体に何かされるのは、
恐怖でしかなく、逃れようとして攻撃行動にでる可能性も大きくなります。

このゲームをしながら、
犬の嫌サインとOKサインをちゃんと見つけ、
それを聞きながら進めていくようにして、
お手入れや診察を嫌がらずに受け入れてくれるようにしていきましょう。

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