『 もとに戻そう。

随分遠くまで来てしまった気がするけれど、
物にも人にも、本来いるべき場所というものがある。

本来いるべき場所、そしてあるべき姿が。 』
                        
              (「間宮兄弟」 江國香織  )





近ごろ、身近で尊敬している人が
心身の具合を悪くすることが続きました




何ごとも真面目に几帳面に
きちんと生きている人




志高く、理想の自分を追いかけて
一生懸命がんばる人




優しくて、よく気がつき
自分より人を優先して
いろいろあるのに
いつも感じのいい人




我慢強くて
「やりたくないこと」を「やる」ことにも
慣れてしまった人




責任感が強くて、失敗しないように
迷惑もかけないように
一人で無理して踏ん張り続けた人、、、








ほんとうに、よくできた人だなぁと
感心します




その姿を見て、励みになったり
自分の身が引き締まったり




でもどうしてこんなに頑張れるのか
弱音をはかない頑なさに
ちよっと不安もよぎりました




具合が悪くなってしまったのは
いろんなことが絡み合ってのことでしょう




心身のエネルギーを
消耗してしまったのに




頑張り屋さんは
頑張らない自分を許すのも
難しくて




疲れた自分を
ゆっくり休んでいいよ、と
労われないときもあったでしょう

 


求められるままに
本来の自分の姿からずいぶん遠いところで
頑張ることもあったでしょう




『 自然 (自分らしさ) から離れると
 病気に近づく 』 (ヒポクラテス) 

紀元前から、人間って変わらないんですね




私も無意識に
自分の感情を無視して過ごしていたら
病気になったことがあります




場違いな所に居るだけでも
ストレスになります




自分らしくないことをすると
大変疲れるし、不安にもなる




それでも頑張りつづけると
どうしても心身の大きな負担になって
自分を傷つけてしまいます




いくら行動が望ましいものであっても
その動機が
本当の自分の気持ちでなかったら
我慢が重なり、悲惨な結果をもたらすことも




でも同じ頑張りでも
自分の意思やペースで
自分に合ったことができれば




だんだん充実してくるし
自分が自分であることの意味が
わかってくるそうです




世間の価値観、評価、期待、、、
のために生きないで



自分が何より大切です



自分と、自分以外の世界と間に
境界線をハッキリ引いて



" 人は人、自分は自分 " と割り切って
行動を選択していくと楽になります
一人ひとり全く違う山に登っているのです
比べる意味はありません






自分と外の世界を
うまく調和させている人もいます




ゆったりして、心が柔らかく
余計な力の抜き方を知っている人




自分の喜びをわかっていて
機嫌よく過ごす大切さを
知っている人




自分を信頼して
勇気をもって
自分らしさを守っている人




だれもが
平凡で、愚かで、情けなくて、怠け者、、、
人間の
" どうしょうもなさ "を理解している人




どうにもならないこともある



そういう時もある



大した事ではない




甘えたり、頼ったり
自分の弱さを認めることで
自分も人も受け入れられます
そうする事で上手く回っていきます




弱さや不幸も受け入れ
自分の心の奥に隠れていた
怒りや憎しみ、悲しみに気づき
癒してあげると
不思議と自分の内側から力がわいてきて
本当の自分のやるべき事も見えてきます










人それぞれ、いろんな経験と思いをして

たどりついた自分だけの生き方があります





実をつけていない枝にも
役割があります





『人間の唯一の義務は、自分が自分であること。

 他に義務はありません。

 あなたがあると思っているだけです。』
                        
             (デヴィッド・ジーベリー)





結局、シンプルに


あれこれ気にしないで


わたしは、わたしなりに生きればいい






          (画像はお借りしました)