"DER ZEIT IHRE KVNST
DER KVNST IHRE FREIHEIT" 

「時代にはその芸術を、芸術にはその自由を」by klimt
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KlimtはWineを中心に活躍した芸術家です。
日本画や浮世絵、屏風を好んで作風に取り入れた事でも有名です。
日本でも人気が高い黄金シリーズは本物の良質な金箔を使用して官能的で同時に人間の深い感情、感覚を表現しています。


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絵をみて分かる様に女性をこよなく愛して、アトリエには常に全裸で横たわる女性が沢山いたKlimt.


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kiss

この絵もまた美術史の中で謎になっていますが、このモデルはEmilie Flöge.

彼女は長年プレイボーイなKlimtの傍にいた女性です
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(Emilie Flöge)
彼女はこの時代に珍しく男性の手伝いなしで洋服のサロンを経営してKlimtは度々彼女の服をデザインしました。

あまり知られてませんが、女性をコルセットから開放しようとする衣料解放運動はChanelやポール.ポワレに先がけてEmilieとKlimtがはじめたのです。

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Klimtがデザインした服をきたEmilie.

2人はとても親密な関係にありましたが、その中でKlimtのまわりにいるモデルは次々に妊娠していきます。
Klimtの子どもは確認できるだけで30人。
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そんなklimtを支えつづけたEmilie.
2人の間には肉体関係はなかったんじゃないかと言う論文も度々でてます。

毎晩派手に飲み歩き、ギャンブル、女遊びをしてたKlimt.
どんなに天才と賞賛されても辛かった子ども時代を引きずる彼は人一倍孤独感や喪失感を感じやすい脆い男性だったのでしょう。
emilleは彼に安らぎと居心地のよさ、を与えた以上に、かれの芸術にもかかせない人物だったと思われます。

「人間性、友情、無償の愛、それ故にほかの女たちからは得ることのできない何かを与えることができる唯一の女性だった」友人の手紙

Emilieは妊娠しなかったことや、結婚しなかったことから、Klimtと寝た事実は無いとする説。

KISSを見る限り彼女も深い関係にいたんじゃないかという説。

klimtが死ぬ直前にベッドでいったことばは「emilieを呼んでくれ」
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どっちの説にしても彼女はKlimtの人生で一番おおきな存在だった事は確か。

彼は幸福の責任を自ら引き受ける危険をおかす事はせず、生涯愛した女性に自分の死を看取る特権を与えたんじゃないでしょうか。
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kissはklimtで一番といって良いくらい人気があります。
この絵を初めて目の前にした時、息が止まるんじゃないかとおもう位圧巻されて、引き込まれて、次第に恋人に会いに帰りたいという衝動にかられた事を思い出しました.

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2人が必死にしがみついてる様は、付き合い初めとかの気持ちが1番高揚してる時を表現していて、ロマンチックな作品です。
この絵のファンに女性が多いのも納得。