「私がここに来たのはね、あなたたちのお母さんに会うため。病院から帰って、寝ていたみたいだけど。あなたのお母さんにはここに来てもらう必要があった。私はあなたたちのお母さんに伝えないといけないことがあるの。」

 花子は普通に話している。そうだよな……。花子も妖なんだよな……。本当は3歳の子どもなんかじゃない。でも……、なんで母さんに来てもらう必要があるんだ?俺は気になって聞いてみた。

 すると、倒れていたはずの桜が起き上がってこういった。

「それは私が答えるわ。その理由は……」

「まだ言うな。」

急にニップ先生が口を開いた。

「どうして?」

と桜。

 その後、ニップ先生はこう続けた。

 

 

つづく