ブログネタ:夏の映画といえば?
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この夏、いや今年最も注目されている作品といえばコレでしょう!!
宮崎駿監督作品 「風立ちぬ」
見てきましたよ~~~~~!!!
公開前から様々な情報が流れていたので、声に違和感はあるか、内容が理解できるかなどなど不安でしたが、
・・・・・・うん。これは完全に「大人のアニメ」ですね。
ゼロ戦設計者の堀越二郎と、同時代を生きた文学者の堀辰雄の人生をモデルに生み出された架空の主人公「青年技師 二郎」の生きた時代について描かれています。
「ゼロ戦」とだけ聞けば、「戦争にまつわるお話」のように感じるかもしれませんが、そうではありません。
長い間鎖国していたことで止まっていた時間が、開国により世界の膨大な進化や情報が激しく流れ込み、その流れに必死にしがみついて変化しようとしている時代。
同時に、大震災や貧困、結核といった病の流行・・・・・・。
いつまでも同じ場所にとどまっていることは許されず、ものすごく速い速度で変わっていく世界に戸惑いつつも、新しい世界への希望と夢を抱いて前に進んでいかなければなりません。
そんな時代を生きた強くたくましく、時にはなかく生きた主人公を、美しい映像と音楽で描かれています。
激しい戦争や貧困、重い病などで強引に泣かせるのではなく、気づいたら一筋の涙がこぼれていた・・・というような静かな涙が流れるような感じ。
私くらいの年代では戦争は身近なものではなく、教科書や人に聞いた話でしかないからあくまで「知識」としての戦争しかわからない。
でも、自分の親や祖父母らの「体験」として戦争を感じている人達には猛烈に心に響く作品だと思う。
ジブリというと、「トトロ」や「魔女の宅急便」など子供向のアニメのイメージが強いけど、こういった「大人のジブリ」もときには良いですね。
余談ですが、私が観ていた席が「左隣:小学生2人」「私」「60代の夫婦」という並びだったのだけど、
「小学生→爆睡」、「私達→しんみり」、「60代夫婦→号泣」
といった感じで、ものすごくわかりやすい結果にwww
実際、アニメだからと思って子供もたくさんいたけれど途中で何人も抜けて帰ってしまっていたし、いつものジブリアニメを期待していると「違うわ!」と思うかも。
ですが、日本人としてぜひ観ておいて損はない作品だと思います!!!
ちなみに、宮崎アニメは毎回食事のシーンが楽しみですが、今回は「サバの味噌煮」と「シベリア」。
私は豆腐が嫌いなのでアレですが、「肉豆腐」も食べたくなるかも★★★
映画の後は、和食のお店で感想を語り合うのも良いかもです(・∀・)