カイロプラクティックではサブラクセーションという言葉を使います。
これは、椎骨(背骨を構成する1個1個の骨)が変位(ズレや歪み)して
神経を圧迫し、脳からの神経エネルギー(メンタル・インパルスとか
イネイト・フォースという)伝達を妨害している状態。
カイロプラクティックでは、このサブラクセーションが病気の原因と
考えます。では、このサブラクセーションが1番起こりやすい箇所は
どこでしょうか?いうまでもなく首です。
首の部分の骨がサブラクセーションを起こしますと。
脊椎にも歪みが生じ、脊髄が圧迫されます。
脳から各組織・細胞に命令を運ぶ生命線である脊髄の圧迫が
どんな結果をもたらすかは説明するまでもないでしょう。
脳からの命令が届かない組織・細胞は死に始めるのです。
私たちの日常生活の中では、このメカニズムによるメッセージの
伝達が四六時中起こっています。
例えば、熱い火に手を近づけると、その刺激は求心性神経を介して
脳に伝わり。脳はその刺激から遠心性神経を介して手を離すように
命令を下します。その結果、私たちは火から手を離すことが
出来るわけです。
ところが、この伝達の途中に神経圧迫を起こすと、
どんなことになるのか。容易に想像がつくことですが、
火から手を離すことが出来なくなったり、熱さを感じなくなったり、
あるいは、痺れや痛みを感じたりするわけです。
組織から脳へ、脳から組織へという伝達のサイクルに狂いが
生じるのだから、当然の結果です。
私たちは、こうした一連の伝達サイクルを 『安全ピンサイクル
=カイロプラクティック・サイクル』 と呼んでいるのですが、
このサイクルが正しい機能している状態こそが、まさに健康という
ことなのです。
脳から100パーセント遠心性神経を介して、神経エネルギーが
各組織・細胞に伝達され、組織・細胞からは100パーセント
求心性神経を介して脳へ神経エネルギーが伝わります。
これが健康状態なのです。
健康を維持するためには、脳が絶えず高いレベルでよい考えを
組織・細胞に伝達しなければいけません。
悪い考えやマイナスのエネルギーが脳から各組織・細胞に伝えると、
様々な支障が起こってくるのです。
悪い考えやマイナスのエネルギーが組織・細胞に伝われば、
求心性神経を介して、そのマイナスエネルギーが組織・細胞から
再度、脳に帰ってきます。そして、脳はそのマイナスエネルギーを
もとにして、命令を下すことになります。この悪循環によって、
皮膚にも張りがあり、見るからにハツラツとして健康そうな人は、
プラスの考えを組織・細胞に送り続けています。
満ちているのです。
痛み、痺れなどは、脳の持っている各組織・細胞への神経エネルギーの
伝達能力が50パーセントに低下したことを示す危険信号です。
従って、痛み、痺れが取れたからといって、それで
完治したと考えるのは間違いです。
神経エネルギーの伝達能力が100パーセントに回復して初めて、
健康体を取り戻したといえるのです。
脳からの、あるいは組織からの脊髄神経圧迫が50パーセント以上
なくなりますと、患者さんは症状を訴えなくなります。それで治ったと
思い込み、通院を止めてしまうケースがよくあります!!
しかし、こうしたケースでは、その後何年か経って、再び症状がぶり返し、
それも以前より悪くなって、また通院することになるのがほとんどです。
しかし、カイロプラクティックを本当に理解している人は、その予防効果に
絶大なる信頼をおいておられます。症状がなくなってからも、
2週間に1度、1ヶ月に1度、あるいは3ヶ月に1度といった具合に、
その人の脊髄神経圧迫の程度に応じて、通院を続けるのです。
こうした形での理解が、カイロプラクティックの治療効果を最大に
享受する条件であることはいうまでもありません。
そして、健康をいつまでも自分のものに出来るのも、
この理解があってこそです!!

