骨盤が片方にズレると、左右の足の長さが違ってきます。こうなると、真っ直ぐ立つことは
出来ません。
ご本人は 「そんなことはない」 と思っていても、本当は曲がって立っているのです。
骨格の土台になる骨盤がズレていると、背骨だけが単独で真っ直ぐになっていることは
出来ないのです。それでも頭が傾いたり視線が斜めになったりしないのは、背骨が曲がること
で左右のバランスをとろうとしているからです。
この状態の最もひどいものが、最近多くなった 『側弯症』 です。
その他、足の長さを変える要因として解剖学的に短い短下肢(生まれながら短い)と
生理学的短下肢があります。
解剖学的短下肢・・・反対側の下肢と比較すると、長さが短くなっているのが特徴です。
これは成長期の栄養障害、以前の骨折等により起こる。
生理学的短下肢・・・骨盤の変位のためレントゲンフィルム上で短く 「見える」 ものです。
骨盤の変位は、大腿骨の垂直度を変化させて両大腿骨頭の高さを変えます。何か解剖学上の
欠陥があるかも知れないし、また無いかも知れない。
短下肢は、少なくとも骨盤変位の原因の一端です。
骨盤変位が矯正されても、生理学的欠陥のある下肢が、反対側の下肢より解剖学的に短い
場合もありますし、長い場合もあります。または等しい場合もありうる。
このように、単に短いからといって骨盤を矯正すると以前より痛くなった、具合が悪くなった等
非常に状態が悪くなる場合がありますので、巷で流行っている骨盤ダイエット、骨盤矯正を
売りにしているところには気をつけてくださいね。
以前に、足が短いからといって骨盤が悪いとを矯正されて前より悪くなったといって行くのが
怖くなり当院へ来られた女性の方がおられました。レントゲンで分析してみると解剖学的
短下肢が見つかりました。いくら矯正しても足の長さが揃わないのです。状態によっては
靴底に踵を上げるヒールリフトを施す必要もあり、そのためにはレントゲン分析がとても
重要な要素となります。この女性は、その後生理痛も良くなり改善されました。
骨盤ダイエット、骨盤矯正を売りにしているところは、こういったレントゲンで分析をしている
ところは少ないようです。
当院では、レントゲン提携医院を5ヶ所と協力して頂いております。安心して治療を受けて
頂いております。

