Mちゃんに会ってきました。

Mちゃんは中学の同級生です。

中学時代の親友と35年ぶりの念願の再会です。

とはいえ、忙しいMちゃん。

一時帰国した僅かな合間を縫って本当に一瞬だけ会うお茶会をしました。


まず、私がMちゃんの実家に車でお迎えに行って、同じく同級生のSちゃんと合流する予定です。

Sちゃんはとは去年ランチしてて一年も経っていません。

同級生と偶然同じ関東圏にいられて嬉しい☺️


MちゃんもSちゃんも私も元々の実家からは遠く引っ越しているのです。


今回は車移動の私がMちゃんの帰国地の閑静な住宅街にお迎えに行きます。


『もしかしたら会った途端に懐かしくて号泣したらどうしよう〜キャッキャ』

などと前日言っていた私たち。


ドキドキしながら当日LINEで「今から迎えに行くよ〜」と言ったらMちゃんが


「うちの周り一通(一方通行)多いけど大丈夫?」という返事が


え!?それ、今言う!?


と思いながら向かいましたが、本当に一方通行が多くてびっくりして、老眼にも心臓にも悪い!


さらには「うちの前、すごく道狭いから大丈夫かな?」というMちゃんの心配が。



「いや、それは!車社会の北関東のオンナを舐めちゃいけねえ」


と思っていましたが行ってみたらマジで細い道が多くってて


私の車のナビが「そこを通れ、右折しろ」って言うので見たら絶対曲がれない道がそこにある


いや、絶対嘘、ウソ。USO。


今走ってる道がペットボトルだとしたら曲がれって言われてる右の道はペットボトルの蓋の幅しかない。


絶対嘘。USO(しつこい)

ナビが間違えてる自信があったので一旦ハザードを炊いてペットボトルの蓋の道をよく観察すると


その先には、なんとなく見覚えのある品の良い女性が立っている


すごく似ている、35年会ってないけど似てる。


でも、もしかしたら間違いかもしれない。間違いであって欲しいけど

間違いであって欲しくない今すぐ会いたい。


もう行くしかない、このボトルネックに。


ボトルネックの入り口の両端はガッツリと電柱が立ってて

電柱は両方ともにガリガリと車で擦られた跡が黒々とあり、ここが車両通行可能だけど、みんなこすりながら通っているよ、と物語っている。マーキングか。



もうどうにでもな〜あれ〜って感じで曲がってやった。


コーナーセンサーをピピピピピに鳴らしながら曲がった先には本当に本当に会いたかった

会いたくて会えなかった35年前の親友が居た。いや、35年後の親友か。


彼女が車に乗り込んでくる。

Mちゃんだ!私の大好きなMちゃん。

Mちゃんは私のことがそんな好きじゃないかもしれないけど私は好きなのだうああああ!(キモい)


そんな言葉にならない想いでお互いに手を取り合って見つめて言葉にならない

なんてったって中学生だった私たちはもう子持ちで白髪混じりでお互いいろんなことがあって

しかも私は車椅子になっちゃって、でも私たちの友情は続いていて、向こうも感無量なのだろうか。

Mちゃんの目がじわっと潤むのを感じた。


しかし、ここは道が狭いし一通だ。


道が狭いだけでこんなにも再会の喜びと感傷を阻まれるのだろうか。

どんだけ懐かしくても(道が狭い)のだ。

どれだけ胸がいっぱいでも道は広くならない。


後ろから車が来たらえらいこっちゃなのでとりあえず車を出す。


一通の先はさらに一通で、強制的に曲がった先には、どん!と真ん中に停まった軽バンがあった。

ハザートを炊いてしばらく退きそうにない。


なんだ、だったらあそこでまだ再会を懐かしんでいればよかった。と思っていたら


Mちゃんが「あれはAmazonの配達の人だね」


という。なるほど。


「私たちが指一本で品物を頼むがために、Amazonの配達さんには大変な思いをさせているよね」

そして、私達がカフェに行くのが遅くなるね。

それも私達が指一本で電池なんかを気軽に買っちゃうせいで、、、


などと思いながら


35年振りにした最初の会話がAmazonの配達事情。

もっと積もる話があるのにね。現実には勝てないね。


そんなこんなで、待ち合わせの駅に着いて、待ち合わせのカフェに向かう。


ぶーん🚗トコトコ〜🚗



Sちゃんがカフェで待ってる筈なのでいそいそと向かうと、カフェの表玄関は3段ほどの階段があり、

ここは無理だね。と言ってもう一個の入り口へ行くとそこも20センチくらいの段差がある。

これは頑張らなきゃ!


私「20センチなら押してもらえれば上がれるから、私キャスター上げするから持ち上げて!」

Mちゃん「よっしゃ」

と言った瞬間


「ちょっと!何してるの!」

と大きなSちゃんの声がした。Sちゃんはびっくりしながら爆笑してる


なんでそっから上がるのよ!こっちよこっち!わーもーびっくりしたわーもーもー!


と言われながらついていったら何の段差もないフラットな入り口がすごくわかりやすいところにあった。


こういう事ってあるよね。


もうこの時点でゼーゼー言ってうっすら汗ばんでいる


だって私たちは50歳だから。


そして無事にカフェに入ってSちゃんがとてもいい写真を撮ってくれた。


こんな声を当ててみてください。↓


私「え、そんなん悪いから私払うから」

Mちゃん「いいからいいからまじで!」


の図。美しい日本のレディ達🇯🇵

Mちゃんの手が美しい。好き❤️(きもい)


続く