姉にたしなめられたあと

ホテルに着いたら、夫は大阪の人混みとテンポに疲れてしまって

(夫曰く大阪は人の歩く速度が速いらしい)

もう外に出れる気がしないというので

じゃあ、私が晩御飯買ってくるよ

というとやはり私だけを行かせるのが気になるようで

そういうところも障害者を持つ家族の悩める問題なのかなとも思いました。


周りの人間が「この人を自分が守らなきゃ」と言う思いで疲れてしまうのかどうなのか

よくわからないけど、気を使わせてしまって申し訳ない

でも大丈夫だって言ってんのに!と思う。

私はこの体で二年生きてるので別にしんどくはなくて

逆にいうと今回はマラソンとかに出たわけではないのでそんな疲れてないのです。


一回、よそ見をしてる方がこちらに突進して来て

私は事前に予測して止まったんだけど、その方は気づかず、すごい勢いで私にぶつかってきました。

スマホやよそ見で車椅子の私に気づかないっていうのはとても多いです。


でも直前で気づいて、気づいたけどぶつかるというのと

ノールックで突っ込んでくるというのはまったく衝撃が違います。

今回はノールックで結構な速さでぶつかって来たので

それは多分私よりぶつかって来た人の方が圧倒的に痛かったと思うのです。


そういう事も夫は心配しているようでした。

その一般の方との衝突を避けられなかったのも自分が注意を怠ったからだと言っていて

なるほど、夫の守ってやりたい加減はまるでユーミンの歌のよう。

でも誰かが一緒にいたから衝突が防げるかというとそういうわけでもないし

車椅子である以上は相手の不注意からの小さな衝突(こちらから突進はダメだけど)はもう諦めなきゃいけないと思うのです。


こちらが気をつけて咄嗟に止まる事は大切です。

でも突然止まった事で後ろの人がつまづく事もあります。

そして、前方不注意の向こうが気づかず真っ直ぐにノールックでこちらに来た場合、そのまま止まっておくしか方法がありません。

機転を効かせて咄嗟にバックできるかと言えばできません。

後ろに人が居るかもしれないからです。

前に行けるかというと、行けるかもしれないけど、人はよそ見をしていても真っ直ぐ進むわけではなく、避けた方向に突進してくるという場合もあります。

そもそも、あ!ぶつかりそう!という時はもう体が固まってしまいます。

難しい問題ですね。

一般の方、車椅子には気をつけてくださいね、きっとぶつかった方が絶対痛いと思うので。


そんなこんな心配で夫は自分が一人でホテルで寝ているわけにはいかないと思ったようで

結局2人で大阪グルメを買いに地下街へ行きました。


私は健常の頃からせっかちで、行きたいところや興味が多すぎて

誰かのテンポに合わせるのはすごくしんどいです。

一緒にいる方もしんどいだろうなと思いますが


デパ地下という限られた空間だったからか買い物は楽しかったです。


ケーニヒスクローネは昔にも増して人気でコロネが売り切れたのに何かで並んでましたね。

今は何が人気なんだろう。

ケーニヒスクローネのパイはパンなのかパイなのかパイなのかパンなのか結論は出たんでしょうか。


あと、ガトーフェスタハラダも並んでました。

なんで並んでるのか聞きたかったけどこれも聞けなかった。

色々知ってる方いたらTwitterで教えてください。


御座候とサザエは並んでませんでした(ほっとけって?)


そしてこれが買い集めた大阪グルメ

the観光客チョイスいいねこういうの。

デザートはヴィタメールのキャラメルケーキ(680円くらいした!)です

そしてまたスミノフ飲んで寝ました。