びっくりするほど前置きが長くなったが

小学生の頃から好きだったホイットニー

その映画を知ったのはインスタの広告だった。

インスタの広告は結構グッとくるのが多い(ただし物販はインスタ経由で買うと結構高い)


こう言う映画ってきっと一年待てばNetflixやAmazonプライムで見れると思うんだけど

なんかこう、気持ちが高まったそのままのノリで観たい!

と思ったので思いついてすぐ行った。


まだ年末の混雑が始まる前だったので映画館は私の他に高齢のご夫婦1組だけだった。


作中で1番意外だったのはホイットニーはバイセクシャルだった事。

アメリカってすごく開かれた文化の国だと勝手に思っていたけど

当時それをカミングアウトするのはとても勇気がいるどころか家族にも許してもらえなかったのだ。


そして次に思ったのは映画ボディーガードで当時オッサンだと思っていたケビンコスナーの歳を私は追い越していて

今みるとめっちゃイケメンのお兄さんなのだ。

久しぶりにケビンコスナーをググって見ると表記が

ケヴィンコスナーになってる

昔はケビンだったのに。

「ブ」と「ヴ」に時間の流れを感じた。


そして、報道では知っていたけど彼女の死因と娘の死因がとても切ない。

これがフィクションだったら、あり得ない創作!で一蹴するけどこれは事実。


母を亡くしたクリスティーナブラウンの心許ない不安定さが坂口杏里さんのそれと重なってしまった。

坂口杏里さんはお元気なのだから不謹慎ではあるけど、そんな脆さがある親子という意味で。



ホイットニーが出演した映画「ボディーガード」では、警備を厳重にしようと慎重になるケビンコスナーにホイットニー側の人間がこう言う

「お前は警備が大事かもしれないが、彼女には仕事がある。安全を考えていたら彼女は歌えない。歌えない事は死を意味する。」と。

まさに彼女の人生を象徴する言葉である。


私の人生の中にぽつりぽつりと現れては消える彼女の美しい歌声に敬意と感謝を記したい。




そして最後にいつも思うけど車椅子席は首が痛い。

安全を考えてくれているのと障害者割引があるので文句は言わないけど

首が痛くても観たい映画かどうかが映画館に行くモチベーションになってるのである。