不要不急の外出ができない。
家にいることが増えていることで、脳みそも随分と暇していませんか?
そうなるとね・・・
考える必要のないことを考えだしてしまうのですよね。
あれだけ嫌な思いをさせられて、関わるのもまっぴらだ!と、別れてせいせいしているはずの「境界性の元パートナー」のことを思いだしている人も少なくないんじゃないかと思います。
甘美な場面や情熱的に愛の言葉をささやいている場面、楽しい時間もそりゃあ少しはあったしね、あんなにひとりの人のことを考え続けたのもきっとそういなかったでしょうし。
そして次の瞬間、「いやいや、あいつは酷いやつだったじゃないの!」と、嫌だったこと、自己中な言動、人として最低だと思う出来事をも沢山思い出して(これはいくらでも出てきますよね 笑)、さっきの「境界性の彼(彼女)を好きだった気持ち」を打ち消そうとします。
これ、きっと彼らの元(もしくは絶賛拒絶中の)パートナーは誰しもが経験していると思います。
仕方ないと思います。
だって、「あんなにひとりの人のことを考え続けた」のはこれまでの人生でもそうなかったはずですから。
これ↑を境界性の人が聞いたら、「俺(私)ってやっぱり魅力的なのだな」と勘違いするかもしれません。
違いますから!
「なんでそういう思考(言動)になるのかなあ」「普通ならばそんなこといわないよね、しないよね」「こんなことをしたらまた激昂されるかも」「どこに怒りの地雷が隠されているのかわからないから発言のひとつひとつに気を遣うわ」「え?さっき『愛してる』っていったのに、もう不機嫌?え?『別れる』?」
彼らの言動、怒りや落ち込み、興奮などの感情の上下に対応することからの疲労とビクビクと様子を窺う精神的DV状態。
それに昼夜なく彼らの都合で対応させられる長時間電話やLINEなどの時間的拘束。
(彼らは電話が好きですよね。それも自分が好きな時間に勝手に連絡をしてくるのが。
こちらからだと彼らの都合で不機嫌になるので、どんどんとこちらからの電話はしなくなります。
電話がかかってきて、彼らの「面白いだろ」という話や愚痴を延々と聞かされ、たいてい面白くはないのですがとりあえず笑って、愚痴に対しても「あなたがおかしいよ」とはいえず、「へえ、そうなのね」「それは大変ね」とただ相槌を打つ・・・
もう眠いし明日に差しさわりがあるから切りたいなあと思っても、それで機嫌を悪くされると話しがこじれてさらに疲れるのでひたすら終わるのを待つ・・・)
彼らの異常さ、おかしな思考のクセをどうにか解明しよう、自分の中にある経験や常識で当てはまるものはないだろうか、などと境界性の人と自分との他者への常識の違いの答えをみつけたくて、延々と考えてしまうのです。
「彼(彼女)のことを考えている」のですが、お花畑のような気分で、ではなく、悩んでいる、のですよね。
それくらい変なのです、境界性の人達の言動って。違いすぎてわからない。
だけど、そこまで頭の中に(悪い意味でも)いつづけた相手なのですから、強烈なインパクトを私達の脳みそに残していったのも間違いない。
暇な脳みそが、フル回転していた超多忙な頃の脳みその内容をフラッシュバックさせてしまうのも仕方がないのです。
頑張ったよね。私達の脳みそちゃん。
でも、何度考えても共感できることはそうそうないですから。
それと同じように、彼らが私達と同じ感覚で私達へ愛情を注いでくれることもそうそうないですから。
時間の無駄、ですね。