仕事や他の色々で慌ただしい毎日を過ごしていた為、すっかりすっかりご無沙汰していました。
境界性の彼との何年も続いた苦しい関係性がガラッと変わり、本当に楽になった昨年。
こうなれたのは自分の強い意志だったと断言できますが、他にやらなきゃいけないこと、頑張ることが沢山あったのもプラスに働いたと思います。
とはいっても、彼らに振り回されている渦中の時は何かをする気力も余裕もないので、すでに抜け出しつつあったのでしょう。
今はやりきった感で清々しささえ感じているくらいです。
と書くと、もう彼とのお付き合いは終わったの?と思いますよね・・・
それがなかなか終わらないのが境界性の人とのお付き合い、なのだとつくづく思います。
情熱的で好き好き攻撃を受ける第一段階。超幸せな毎日ですね。
→試し行為が始まり、エスカレートする第二段階。少しずつ「私」の生活、精神、体力が奪われていきます。苦しく辛く死にたいくらいの日々。
→彼らの言動パターンに気づきだし、対処する技を身に着ける第三段階。苦しいのは変わらないけれど、ああ、またね、と繰り返す彼らの試し行為に慣れが生じてきます。それと同時に、「大好きだけど、このままじゃ私は幸せにはなれないわね」と彼らから離れることを考えだしたり。この時期が一番の葛藤ですね。第二段階はただただ辛いですが、ここは冷静になったり彼らの言葉にまた甘美な思いを抱いたりと頭の中がぐるぐるする時。
→彼らを「捨てる」第四段階。別れる人もいれば別れない人もいると思いますが、「自分より大切」に考えていたパートナーである彼らの位置付けが自分の中で変化していきます。ある意味、どうでもいいや、と思えるようになるのですね。
これが境界性の人との「お付き合い段階」です。
この第四段階まで到達するとほーんと、楽になります。
彼らと付き合って別れてからもずっと苦しんだり気持ちが残ったりしている人は、恐らく第二~第三段階の途中で切れてしまったから。
でも、最終的には第四段階の「捨てる」になるので、時間的なロスが少なかった!と思って別に目を向けるのが大正解です。
「捨てる」というのは誤解を受けやすい言葉ですね。
でも一番いい表現だと思ったのであえて書きました。
彼らとお付き合いした人達はほとんどの人が真剣に彼らに向き合ってきたと思うのです。自分のことよりも彼を優先しちゃったりね。
なによりも一番に彼らを置いていた人達。
そういう人じゃないと彼らとは続かないですしね。
そういう自分の中でのプライオリティをぐーんと下げちゃう=捨てる、って感じかな。
嫌いじゃないけれど、いや、好きといえば好きだけど、でも、もうちょっと面倒くさいわあ、って。
だって、変わらないですから、彼らは!
彼らはこちらの気持ちや感情に敏感ですから、以前よりも自分に対する構い方が希薄になっているのをすぐに察知します。
それに対して腹を立ててみたり、距離を置いてみたりといつものように様々なことをするのですが、しばらくすると、ふわりと戻ってきます。
その間は多分、彼らはいつもこちらのことを考えています。「どうしているのだろうか。もう〇ヶ月会っていないな」なんて考えているはず、怒ってみたり落ち込んでみたり、別のことで気分転換しながら。
そこを過ぎると、何かのきっかけを作って連絡してくるのです。同じですね、いつもと。
が、こちらが以前とは少し違っていることも充分わかっているので、まるで第一段階のように情熱的に接してきます。
そんな彼らに対して「わかってくれた?変わったかしら?」と期待しちゃダメ。
関係が落ち着けばまた繰り返しますから。
冷静に正論で振り回されずにいれば、彼らも第一段階から抜けられないので関係がとーっても楽です。
寂しい話ですけれどね、それって。好きな相手を信じないってことですから。
そのうちにこちらに別の相手が出てきて、本当に決別に向かうのです。
その時に彼らは「いつもそうだ。好きな人に裏切られる」となるのです。なぜそういう風になってしまうかはわからないまま。
今、境界性の人とのお付き合いで生きるのが辛いと心底苦しく思っている方、沢山いると思います。
その苦しさは尋常ではないこと、すごくよくわかります。地獄ですよね。
経験者に話すことでぐーんと楽になることは確かなので、そういう人をみつけて都度都度悩みや思いを話してください。
共感とともに、境界性の人の思考パターンを知ることができれば、抜け出す近道になります。
でも、結局は自分の覚悟や決意でしかその苦しみから逃れられないのも事実です。
それくらい彼らの存在は中毒性が高く、私達はまるで麻薬中毒患者みたいだから。