青年志士の伝言 | seawinterのブログ

seawinterのブログ

絵は語りたいメッセージである。自由に想像の世界に遊べば良い。
ブログは内面のスケッチ集である。
ここから 創作へのステージは開かれている。

不思議な話なので、長く秘めてきたが、ようやく 書いてもいいような気がして来た。

 

それは、33年前 嫁に来てすぐの事であるが、この地は 鳥羽・伏見の戦い 戊辰戦争の始まりとなった戦いで戦士した志士が 買い物から帰った 私だけの午後に 奥の部屋を開けたら、ウッソウとした森のなかに 座っていた。

 

霊媒体質のため必要な件だけ見える。

 

映画で見るような、青年志士の姿である。いかにも下級武士といったところか。

 

この地で命を落としたらしい。

 

私を真正面から見つめて、 「私達は命が惜しいと思って戦ったのでは ありません!」

 

そして、それだけを告げると スッと 森も姿も 消えた。

 

その事は あまりに奇異な事なので、どんな意味があるのか? 何を云いたいために現れたのか? 理解に苦しみながら 時が 過ぎてしまった。

既に、供養のために 一週間の水供養を行い、「お父さんとお母さんが居られる所にお帰り下さいますよう・・・・・・」と言い聞かせて、去って頂いた。

 

私は好奇心が強い 小さな女の子として地上に出て来た。

 

若い頃は点取り虫の 勉強ばかりしていた 面白みの無い 女の子だった。

社会人になり、給料を得るようになったら、給料を使い果たしてはリュックを背負い 日本中を旅する事に夢中であった。

 

やがて、絵を描くひとになりたいと 両親に許しを得て、専門学校に通った。授業料と食費は両親から出してもらった。少しの貯金は、材料日や交通費に使った。

 

卒業と共に 紹介で就職先も 即 決まった。

 

中振袖の着物に 素描で 絵を描く 仕事にありついた。

 

すべてを捨てて、事に当たったからか、最強の 素晴らしい師匠にも 出会えた。

 

仕事に夢中で 又、スケッチにも 十分過ぎる研鑽を重ね、追加注文が押し寄せるほどの幸せな時期があった。

 

しかし、度が過ぎたのだろうか、体力に自信の無かった私は、名前のわからない症状に陥り、退社せざるを得なかった。

 

師匠に迷惑をかける事は 避けたかった。

 

師匠の家に お部屋を借りて、自炊しながら、仕事に専念していた。

 

その後、両親を呼び寄せ、借家で暮らしていたので、退社した私は 浪人生活で 両親の年金で食べさせてもらいながら、制作に専念していた。

社会人らしくない 一番 辛い 時期だった。(36歳~39歳)

 

やがて、結婚の話が 知り合いから 奨められ、見合い結婚した。

 

主婦業をしながら、食べていく! 選択肢は 無かった。両親は高齢になっていたので。

相手は、22歳 年上 の 3度めの結婚の 半年の患いで妻を亡くした かわいそうな人だった。

 

こちらは 縁が無くて、もう結婚は出来ないだろうと とうに諦らめていた。

見合いの席で、専門学校の恩師であった事から、お互い ものつくり

の観点からは 理解し易い人だった。

22歳違うことは、戦前の生まれであり、戦争体験もある、61歳のおじさん でもある。

 

しかし、社会的には、陶芸家として ほんの少し名の売れた存在だった。しかし、お金持ちでは無いが。

 

不器用な同志 とでも言おうか、お金では 無い 価値観 を持ちながら、制作に重きを於いた 同志として 尊敬できた 作家であった。

 

生涯、 先生 と  しか 呼んでいない。

 

夢中になって日常生活と 制作の日々を 過ごしてきた人生であったが、青年志士の言葉 が 今頃になって 彼は、否、神様は  何を伝えようと 現れたのか? 謎めいて 疑問なのである。

 

確かに、私は身体が弱いので、自身の欲を コントロールしながら、嫁の条件としては いい難い 朝早く起きるのは苦手です、という事を明示したので、しっかり、守ってくれた。

 

無理が出来ない 身体 を いといながら 小心的に 生きてきたが、 それでも、命を燃やしながら 生きて来たと思っている。

 

これ以上、何を 要求しておられるのか?

 

しかし、17歳 年下の義息子の 若い死  は 何を意味するのか?

 

彼の存在は とても 重要だったのに、 心の中で 頼りにしていたのは、 事実だ。

 

自由な時間を 与えられた ワ・タ・シ 

 

素晴らしい人達に出会えて 豊かな人生を 頂いた ワ ・ タ ・ シ

には、やはり、何かをやらなければ と 思う。 

 

戸惑いながら、 しかし、 前を向いて、 真の愛情 を 形に成して、

置き土産をしたいと 希望する。

 

青年志士も 熱い涙 の この気持  で 許してくれるだろうか?