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あそこだけ雨が降ってる、Seaweed Engineering Nori'sブログです。

境界線に突入したいっすね〜





という事でみんな大好きキックアーム。

よく見るこの四角いシャフトにはめ込むキックアームは、実はパンヘッド中期からのもの。




パンヘッド前期まではこちらのワンピース構造と心得て下さい。


単純にコストが掛かり過ぎるのでヤメ!となった鋳物のアームに、ノスタルジックな好意を寄せるマニアたちの集い(笑)





という事でとにかくガタが出る、クランプタイプのシャフト。

これは3/8インチという少し太めのボルトで締められるワケですが、ぶっちゃけそんなんで締まるほど柔らかくありません。

このボルトは単純に抜けないようにするためのストッパー役です。




ここの窪みに、





こうやってボルトが入るからです。





それを知らずにボルトナメるほど締め込んでる車両がありますが、ここはプレスを使わないと締まりません。




3トン近く掛けると少し狭くなるので、プラスチックハンマー等で少しコンコンと叩き込むくらいのクリアランスに仕上げましょう。


キックアーム触れば他もどのようなメンテナンスを施されているのか分かってしまいますよ。


ここがガクガク動くような場合、キック踏んだ時に遂にはシャフトが折れるのです。

経年劣化では絶対に折れません。

ガタってるから折れるのです。

ここが全ての始まりであり全ての終わり。





ここから始まるブッシュ交換、合わせ、これにヴィンテージハーレーダビッドソン修理の全てが詰まっていると言っても過言ではありません。




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