いつもご覧頂きありがとうございます。
今週末も大雪の予報で完全にブルってるSeaweed Engineering Nori'sブログです。
春、というか夏!待ち遠しいッ!!
さて、他所が組んだエンジンでは、初めて入ってるのを見たバルブカラーのシム。
必ず使って「セット長」というのを揃える必要があるのですが、何故か重要視されていない気がします。
年式によって若干のカタチの違いがございますが、バルブスプリングって、こんな感じの構成になってます。
大小2つのスプリングでバルブを押さえつけて、バインバイン!とジャンプしてしまうのを防ぐワケです。
ノーマルよりもすごいハイリフトなカムを使ったりする時、このバネのレートを強くしたり、3つにしたりして押さえるチカラを増やす事もあります。
まとめて、
この溝に、
コッターと呼ばれる小さいキーを入れて、
はい。
こーいう感じで組まれてます。
そして、まさにこのように、「セットしたときのバルブスプリングの長さ、バルブが閉まってる時にどんだけ縮められてセットされてるか」をセット長と呼びます。
でも、それってバルブの突き出し量(飛び出してる長さ)によって変わってきますよね?
なので、こういういろんな厚みのシムを使って揃えてやるワケです。
ロッカーアームで押し下げてバルブを開ける時、「バルブスプリングを縮める、スタート時のテンションをフロントもリヤもエキゾーストもインテークも皆んなで揃えたい!」というのが狙いです。
こっちパンパンだけど、こっちユルユル、みたいな、負荷の掛かり方がバラバラであるのは不公平です。
キレイに回るエンジンにする為に!!
やらなければいけないのは、こういう「各部の不公平を無くして行く」という地道な作業なのであります。
まさに、「この人マジ細か過ぎて引くわww」という部分に左右されてるわけで、だからピストン当たってんのにそのままシカトするような人が組んだエンジンなど信用出来ません。
で…
あんな強力なスプリングでスパンスパンと回転しながら叩きつけられているバルブ。
走行を重ねるごとにバルブシートの当たり面はボヤけて来て、気密性は下がり、バルブはどんどん潜って来る(ロッカーアーム側に突き出して来る)ワケです。
じゃあオーバーホール!って事で「シートカット」するワケですが…
「突き出し量」に、許容範囲って、あるの?
あります。
こいつはEvoのマニュアルですが、
要はここの長さに規定値あり!!
という事でなんか長くなったので明日に続きます。
帰ってゴーストバスターズ観ないといけないので。
パーティーしようよ!!
何回観てんだよ!(笑)