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Seaweed Engineering Nori'sブログであります。
今日はリンカート、マニホールドとボディの取り付け編、行ってみましょう。
キャブレターが4つのボルトで固定される、パンヘッドのインテークマニホールドであります。
面を出して、内部のバリもキレイにしてあります。
何でTなんだと突っ込みたくなるその形状、なるべくならバリ取りつつスムーズに仕上げたい所です。
1955年式より採用のO-Ringタイプ。
下2つがVITONというメーカーのフッ素系ゴムみたいなやつです。
ふつーのと光沢が違いますね。
バイトンのゴムはガソリンや温度変化に強いので、キットのやつは捨てちゃいましてこちらを使いましょう。
ヘッド側にダメージを発見致しました。
これは次回ヘッドを降ろす時に修理致します。
マニホールドのシール交換の際には、こういう所もチェックです。
あとはヘッドの締め方により、マニホールドとヘッドの間の隙間がデカいやつもあります。
これはもうエンジン組む時の話なので、あまりにも隙間が大きなものはやり直しな事も。
そもそもヘッドボルト絞める時にマニホールドを仮付けしてないからなので、完全に組む人の技量になって参りますです。
で、マニホールドバンドはこのタイプを使います。
コレもあっち向いたりこっち向いたりしないように取り付けます。
美しく❗️コレ重要(笑)
スタッドの太さに色んな種類がありますが、4.6mmくらいの太さの、#10-32が正解。
これ以上太いとヘッドに干渉したりします。
S&Sのインテーククランプはその辺完璧ッス。
近所のハーレー屋さんに聞いてみて下さい。
確かO-Ringもバイトン製だったと思うので、シャベルもコレを使いましょう。
シャベル前期はこのまま使えまして、後期はO-Ringを加工して対応します。
キャブレタースペーサーも、黒いプラスチックのやつは割れるのでSeaweed Engineering的にはNGです。
純正相当のベークライトのやつを使いましょう。
熱を遮断し、気密性を上げて行きます。
いよいよボディを取り付けたなら、リンカートあるある。
スロットルケーブルを取り付ける時の注意点です。
「ちゃんと全開になっているか」
これはもうスロットルケーブルの取り付け方ひとつ。
またまた慣れと仕組みへの理解、調整する人の技量による部分が大きい面倒臭いやつです。
全開でパカっと90度。
ケーブルの劣化やグリップ側に原因がある場合など、めちゃめちゃ絡んで来ますので難易度は高めになります。
そしてリンカートあるある、その2。
チョークバタフライ不良。
これ走行状態なのですが…
このように「ド水平」を心掛けて下さい。
角度が少しでも付きますと、要はチョークが利いた状態になります。
そんな不安定な状態でスロー合わせても無駄です。
どんだけパチパチとチョークを操作しても、上げ切った時には必ず水平❗️
毎回位置が違う⁉️
だからいつもキャブ触ってるワケですね。
ジェッティングが乗る度に変わるとかそんなキャブレターはゴミです(笑)
横から見ると角度が分かりやすく…
キャブ向かって左の、玉っころでカチカチとハマる部分、ここのナットが緩んでいたり、緩んでるのに放置して中の「D」型のハマりもバカになったりしますと、正確な水平が出ません。
チョークシャフト含めて要交換な車両もありますので点検してみて下さい。
そもそもキャブ調整可能な状態に至るまでには点火時期なども絡んでくるのですが、まずは正確に取り付けて余計なトラブルの原因を無くしましょう❗️