シアトルおばちゃん 〜ブラエクステンションの頃を過ぎても〜

シアトルおばちゃん 〜ブラエクステンションの頃を過ぎても〜

アメリカ西海岸の一番北の端にあるシアトルに住んで32年。 夢見る頃をとっくに過ぎ、ブラのエクステンション(延長フック)すら使わなくなった最近、仕事を離れ貧乏セミリタイア生活を開始。ゴルフと旅行計画が好きだけど資金不足とどう対処するべきかが今後の課題。

いよいよ始まったゴルフシーズン。先週はBellevue にてMaplewood Golf Courseから移ってきたTさんという人と初めてプレイしました。 なんと彼女のコースハンデイキャップ(Red Tee)は+1。 プラス1ってどういう事だと思いますか? 私のコースハンデイキャップは10なので、もし私が83でプレイしたら83 - 10 = 73。BellevueはPar71なので83で回ったら、ネットでは2オーバーパーということになります。 そう、普通の人はHCPの数字を実際に出したスコアから引くのです。 が、上手な人はハンデイキャップの数字を引くのではなく、なんと足すのです。 つまりTさんの当日スコア73 + 1 = 74 となるのでそうするとネット競技ではPar71に対して3オーバーパーとなり、実際のスコアが悪かった私の方がネット競技ではTさんよりいい結果となるのです。 Tさんがパープレイで終えるためにはHCPが+1なので、1アンダーの70で回ってやっとパープレイなんです。これってまるでプロみたいなもんですよびっくり

全くゴルフしなかったハワイ島のゴルフ場

 

ゴルフをされない方にはちょっと分かりにくいかとは思いますが、ゴルフはどんなに上手な人でも、初心者でも世界共通のハンデイキャップを利用すると互角に競い合うことができるようになっているのです。まあ、もちろんクラブチャンピオンやアマチュア公式戦やプロのトーナメントはネット競技ではなくグロスと呼ばれる実際のスコアで競い合いますが一般人のゴルフレベルではネット競技が多いのです。

 

ヒューストン北部のリゾート地のゴルフ場(見ただけ)

 

+1ハンデイキャップのTさんはその日は調子が悪く、OBを出したり、打ちにくい状態のバンカーで失敗していつもよりスコアが悪かったのですがバーディー4つも取って、グロスで2オーバーパーでした。 いやはやお上手です。何が違うってまず、

  1.  飛距離 (私の40ヤード先に飛んでました)
  2.  ピンをいつもドンピシャで狙う(レギュレーションで乗せるのは当たり前)
まあ、とにかくよく飛びますよ。多分、Bellevueは狭いゴルフ場なのでかなり調節しながら軽く振っていたと思いますが、それでもバシーンとボールを飛ばします。でも、一番違うなあ〜と感心したのはピンを狙う時のショットです。私のレベルだったらグリーンに乗ればラッキーみたいなショットですが、彼女はピンそばにドンと落ちて、キュッとボールをスピンで止めます。これが全くもって異次元の世界びっくり以前Jeffersonで+5のJさんとプレイした時も同じことを感じました。2打めをグリーンに乗せるではなくピンのすぐそばにボールを運ぶので、おのずからほとんどのホールでバーディーチャンスで、失敗してパー。ヒョエ〜 もう全く次元が違うレベルだわチュー
我がホームコース、Jeferson Park Golfの#12かな?
 
Tさんは2019年のワシントン州のミッドアマチュアのチャンピオンで、+5のJさんは2019年から3年連続のミッドアマのチャンピオンで去年もJさんが優勝してTさんは3位だったんです。 そんなTさんの目標はUS Women Openへの出場だそうです。 すご〜い!! 
そしてTさんもJさんもそんなに上手なのに、全然威張ってなくて一緒にプレイしてもとっても楽しかったんです。 これって大事よねラブ
 
私はこんな素晴らしい機会に巡り会えた事に感謝して、一体何が違うんだとTさんのスイングを穴が開くほど見つめました。彼女のスイングは左の壁(彼女は左利きなので正確には右の壁ですが)が頑固にあって、体の正面かそれよりもちょっと右ぐらいでボールを捉えて、バーンと腕を振ってました。 ふむふむ。 なるほど。 私も早速真似してみましたが、ボールが左にキュイーンと曲がって飛んでいっただけでしたショボーン とほほ。 
 
”ゴルフ場の朝は早い”日の出まえから働きます