一番幸せを感じる時は
家族が元気で何事もない穏やかな日。
毎日こんな日が永遠に続くことを、いつも願っています。
先日次男が嘔吐を何度も伴う風邪をひき
看病と長女の授乳。ようやく次男が元気になったと思ったら
長女が緊急入院しました。
あともうすぐで生後2ヶ月を迎えるという時期に
急な発熱。
赤ちゃんの体調変化はあっという間で
気がついた時には40度の熱でした。
長男&次男は義理の両親の家で遊んでいましたが
すぐに連絡をしてそのまま見てもらうようお願いしました。
主人と私はすぐに支度をしてERへ。
レントゲン、尿、血液、の検査をして
そのまま入院。
長男と次男は義理の母が一晩面倒を見てくれることになりました。
前回私の入院の時にも思いましたが
緊急時に家族が近くに住んでいるのは、とても助かります。
私たちは病室でとても長い夜を過ごしました。
熱が下がらず愚図りっぱなしの長女。
主人と交代で長女の頭を冷やしながら、歌を歌ったり
授乳をしながらずっと抱っこしていました。
暗い部屋の中で
神様、エンジェル
どうかこの可愛い赤ちゃんを連れていかないで下さい。
私たちの生活はまだ始まったばかりで
長女が我が家に来てくれた事を、私たち家族はとても喜んでいます。
祈るばかりでした。
熱が下がらないため途中抗生剤使用の点滴が始まり
こんな小さな子に抗生剤なんて、、、と
ほぼ同じ過程で行動面に変化が起きた長男&次男の事もあり
気が気でありませんでした。
翌朝
一晩見て下さっていたドクターから
別のドクターに変わる事を告げられました。
新しくきて下さったドクターから
「お父さん、お母さん。私がこの病院へ呼ばれた事を説明しなくてはいけません。レントゲン、尿、血液の検査はどれも問題ありませんでした。これはいいニュースですが、別の悪いニュースでもあります。通常生後半年以下の赤ちゃんは熱を出しません。生後2ヶ月の赤ちゃんが熱を出しているという事は、重大な病気に罹っている可能性が高いです。恐らくお子さんは髄膜炎の可能性があります。」と説明され
「髄膜炎であれば、将来目が見えない、耳が聞こえない、手足が動かないなど重い後遺症が残る可能性があります。あくまで可能性です。そのため髄膜炎であるかどうか脊髄液の検査をしたいのですがいいですか?」と言われました。
もう私はその時点で頭がクラクラしてきました。
そしてどうか髄膜炎ではありませんようにと願っていましたが
数時間後
担当のドクターが暗い表情で病室に入ってきたのを見て
結果が悪い事を察しました。
担当医から
「残念ですが髄膜炎の可能性がでてきました。でも3日間脊髄液を観察してみないとハッキリとした結果は分かりません。ただ今の時点で可能性がある以上、残念ですがこの病院ではこれ以上お子さんを診る事ができないので、いますぐに大きな病院へ転院してもらいます。どの病院がいいでしょうか?」と尋ねられ、長男&次男が発達小児科医にあうため定期的に通院しているセントルイスの大きな病院へお願いしました。
点滴を外せないため移動は救急車で。
急な展開に駆けつけてくれた義理の両親も動揺が隠せず
義理の母と私は涙が止まりませんでした。
2時間高速道を救急車に乗せられ走り
私が同乗して、主人は車で救急車の後をついてきました。
ようやくセントルイスの大きな病院へ。
病室はナースセンターの目の前です。
重病だからナースセンターの目の前ではなく、偶然部屋が空いていたと思う事にしようと自分に言い聞かせていました。
なかなか熱が下がらなかった長女ですが
病院へ転送された時には薬が効いてきたのか熱が下がり
ドクターからは「様子をみましょう」ということになりました。
この時点で抗生剤の点滴は外されました。
3日間入院した長女。
小さい手に点滴の針が刺されている姿は、とても可哀想でした。
脊髄液の結果、やはり髄膜炎でした。
でも元気に退院する事ができました。
こうして長女をカーシートに乗せ
3人で自宅へ戻れる事が決まった時、とても嬉しかったです。
その後のフォーローアップでは
ドクターの声がけに笑顔を見せてくれて安心しました。
今回も義理の家族が手助けをして下さったお陰で
長男&次男は通常通り学校へ通い
私たちは長女と一緒に病院へ泊まる事ができたので、とても助かりました。
家族の愛と支えて下さる心に感謝です。