2015年2月8日

 

 


 

 

 

 
  「第一回改組 新日展」を紹介しています。今回も手塚恒治画伯と共に毎回会いに行く洋画の部の樋口洋氏の作品です。樋口氏は院長の伯父のすぐ前にお住まいの方というご縁で毎回写真を撮らせて頂いています。


 
  今回も数年前から題材としている函館の風景で、「白い函館」、「白い朝」に続いて「宵の函館」と題したハリストス正教会の絵です。雪明かりと街灯の光に浮かぶビザンチン様式の端正な鐘楼が凜とした佇まいを見せています。


 
 樋口画伯の作品は対象を丁寧に写し取ってあたたかな色彩で描かれていて、作品がそのままストレートに心に入ってきて安らぎさえ覚えます。ことに今回の「宵の函館」には民家の窓明かりも描かれていて人間の日常の営み、団欒さえも映して温かさが伝わって来ます。
 
 

 

 

 
  最後に訪れたのは書の会場です。書は私にとって苦手な部門でいつもは「書林」を散策する程度に流してしまうのですが、今回は頂いた招待券にあった「藝林」という高木氏の作品を生で見たいということで探しました。


 
  躍起になって探した結果、「藝林」ではなく「躍起」という高木氏の作品を探し当てることが出来ました。何が書かれているのか判らない墨絵のような作品も「躍起」だと判ると作者の意図(気持ち)が伝わって来て興味深く鑑賞することができるものだと思いました。

 

 

 

 


  
 当日は同会場で「チューリッヒ美術館展」も開催されていて興味がそそられましたが日帰りのために時間と体力の関係で諦め、来年の「第2回改組 新日展」を楽しみに帰途につきました。
 

 

 


荒川区 入れ歯と歯周病予防の こうへい歯科クリニック
(長野在住 院長の親父ブログ)