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【ONE+】理学療法と地域ケアと車いすと

今にちょっと[+]のリハビリテーション。
人に[+]環境に[+]生活に[+] いのちに[+]
高齢期の生活に必要な事創りましょ!
まずはケア、リハビリから(^ー^)

ほぼ一年、ブログを更新していませんでした。幸いなのは、読者がいないこと(笑)

この1年間に、少し動きました。

一つは地域コミュニティを始めました。障害者主体、月一回カフェで顔を会わせる。外出と仲間、ただお茶を飲むだけのこと。

それが心に大きな変化を生む
生活の幅が広がる
何かをしたくなる、もっと出かけたくなる


さがまちカフェ
http://s.ameblo.jp/sagamachi-cafe

当事者同士の「共感」が促進する、
「貢献」が見える、
「動きたい」「やってみよう」と思える、
そんなコミュニティを作ること。

僕の尊敬するセラピストが言っていた。
「こころが動けば、からだが動く」
こころ動くようなコミュニティ、いいね。

僕はその片隅で、体が楽になるヒントを探す役割
理学療法士だもの、「からだが基本」

幸せなことに、多くの利用者様と関わらせていただいており、ときには「ありがとう」とほほ笑んでもらえる。その「ありがとう」は僕にとっては間違いなく報酬であり、意欲を与えてくれる。・・・でも、その「ありがとう」に対して、十分な技術を提供できているのか?

学生の時に【リハビリテーション】の目的を【全人間的復権】という言葉で学んだ。

全人間的復権?

僕が経験している職場は基本的には高齢者が中心。デイケアでは50代後半~90代、入所者様では70~90代が中心。在宅生活を維持すること~在宅生活に戻ること~施設生活で介助量が軽減できることを基本目標に掲げることが多い。

「マズローの欲求」になぞって考えてみると、この目標では1・2段階「生理的欲求」「安全の欲求」がやっとだ。

僕の担当する方は皆、僕よりも長い人生を歩んでいる。家族の営みをもち、社会の中で責任を果たし、一個人としての尊厳・自己実現をしてきた方々。しかし、僕がお会いする時には、生活がとてつもなく縮小している。外出をすることや、友人に会いに行くことが激減する。趣味の活動に消極的になる。家族との関係が介助・介護を通じて大きく変化する。多くの方は、限られた場・人間関係・活動範囲に縮小していく。

僕は「社会的な復権」を援助できるのか?
僕は「承認の欲求」「自己実現の欲求」を見据えた援助ができるのか?
理学療法士PTは、英語Physical Therapistのとおり「身体・動きの専門家」。僕たちは身体の動きを通じて生活をよくする。ただ、その先にあるのは本当に「全人間的復権」なのか?

「人間」というくらい、「ひと」は社会の中に生きている。利用者様自身がコミュニティに寄与すること、寄与していること、それを実感できること、それが「全人間的復権」につながるのかもしれない。

ならば、僕がするべきことは 

久し振りに森岡先生の脳科学。「リハビリテーションのための脳・神経科学~知覚学習および運動イメージの臨床応用~」というタイトルで、たっぷり5時間お話をいただきました。運動イメージを利用した治療展開を改めて考えることのできる、興味深いものでした!先生は関東で3連日講習会ということで、お疲れのところ本当にありがとうございました。

今日の講習内容を参考に、明日から現場に活かしたいことをいくつか。
①運動開始前のデモンストレーション方法
②トイレやベッドでの動作について、ポスター提示方法の修正。

③自主練メニュー用紙の提示方法の修正
上記は視覚情報を運動のイメージ化に使いやすい形にすることを念頭に置いて修正していきたいと思います。その根拠としては以下の通り。
・「運動前野は視覚情報だけで発火」⇒視覚情報だけで運動の予測・活動ができる
・観察による運動イメージ化・予測(運動前野・補足運動野の活動↑)
・「一人称の運動イメージ」の写真⇒自分のイメージとして錯覚しやすい
・ポイントとなる「身体部位」「操作部位」のクローズアップ

「自分が明日から使うための覚書」です。記載した神経生理学的根拠・言語表現は正確なものでないことがあります。

②は老健での活用ということで、安全対策・身体拘束解除の取り組みの一つにもなるかと思います。
講習会の内容や、自分の中に生まれた臨床のアイデアについてはまだまだ書き足りないほどありますが、この辺で終了します。今日の学びは自分に【+】、これが明日から利用者さんの【+】となるように、きちんと予測・イメージを作って挑みます。

「車いす」
僕はこれに、こだわりを持ちます

リハビリと称し、僕の触れる時間は短い。
回復期なら1時間×6~7日間
療養・老健なら20分×2回
これが一週間の「治療」と呼ばれる時間
でも・・・一週間は24時間×7日間⇒168時間

直接の関わりは、生活の中のほんのわずかな時間
そこで最大限の「効果」「生活の変化」をつくる方法??

車椅子を治療の一部とすれば、何倍もの時間で関わりを持つことができる
PT業界では靴のインソールが定番化している(と感じる)
なぜか?変化の「即時性」「持続性」が得られるから
ならば、車いすにもその効果を望めるはず。

自主トレもいい、介護指導もいい、集団活動もいい、歌・音楽もいい
リハビリを軸に生活をみても、やれることはたくさんある

僕は「生活をデザインすることがリハビリだと思う
そのために 「体をつくる、動けるようにするのが治療
その選択肢の一つとして、シーティングにこだわる
「車いすを通じて体を変える、生活をかえる」 ために

ひとつ目と、三つ目は、本人・家族や他職種と一緒に考える。
僕よりより身近に生活を感じているのだから、より現実的なものをつくれる
  ・・・それに、よく文句も言われるから助かる(笑)

でも、2つ目はリハビリ専門職の仕事。
動くことで何が変わるのか、座ることで何が変わるのか
体(時にはこころ)を評価し、動きやすくする専門職。
それを見失ったら、リハビリは専門職である必要がなくなる