R60 (363) Pair Match Quarter Final 2024/08/04 | Nae Wind, Nae Gowf !

Nae Wind, Nae Gowf !

リンクスバカ一代、seatakuのゴルフ日記です。
日本人コミュニティーを越えてイギリス人と闘うゴルフを細々と綴っています。
禍福は糾える縄の如し。ゴルフがあるから辛いことも耐えられます。

今日はペアマッチの準々決勝です。

 

マッチプレーのルールを知らない方も多いと思いますので少し説明します。ストロークプレーではオナーや打順を守らなくても罰はありませんが、マッチプレーではオナーは絶対、ピンに遠い球から必ずプレーします。

 

ティーイングエリア外からのプレーだと、ストロークプレーでは2罰打でティーイングエリアから打ち直しですが、マッチプレーだとオポーネントがそのショットを「取り消す」権利があります。逆に言うと、ショットが悪ければそのままインプレーを主張することができるし、ショットが良ければ取り消しで罰打無しで打ち直しを要求できます。

 

打順を間違えた場合も同様で、オナー間違いも同じく打ち直しを主張することができますし、遠球先打の原則に従わず、ピンに近い人がアプローチを打ってべたピンだったら、遠いオポーネントはそのショットの取り消しを要求することができます。マッチプレーに慣れていない人に起きやすいミスですね。グリーン上か同課にかかわらず、ホールアウトまで遠球先打です。

 

あと、ストロークプレーの「一般の罰」(=2罰打)はティーショットを除いてホールの負けになります。

 

ペアマッチの場合、自分の組(サイドといいます)からアドバイスをもらうことは違反になりません。また、フォア・ボールだと、サイドの中では遠球先打の原則は適用されません。ホールに近いプレーヤーがプレーすることができます。

 

コンシードも重要なルールです。マッチプレーではいつでもオポーネントに勝ちを与える(負けを認める)ことができます。どのような状況でコンシードするかは戦略上非常に重要です

 

さて、今日のルールは4BBB(フォアボール・ベターボール)です。ハンディキャップインデックスから算出されるコースハンディキャップの90%をプレイングハンディキャップとして、一番低い人をゼロとして3人にハンディキャップを配します。

 

オポーネントペアのピーターとマットはスクラッチ寸前。一方僕のペアのデイビッドは僕ぐらいのハンディで勝ち進んできました。ピーターを0として、マットが1、デイビッドが10、僕が11もらうことになっています。若い(おそらく30代)ペアとシニアのペアがどう闘いますか・・・・。

 

今日のティーはコンビティー。6,535/72 CR71.5 SR132の上位校下位学部ぐらいの感じの偏差値でしょうか。気温15度で少し肌寒いところをスタートです。

 

1番:382/4 SI5 負け 1DN

コイントスで我々ペア先攻。僕らのサイドの戦略は、飛ばないデイビッドが先に打ってフェアウェイを確保して、僕がしっかり振って距離を稼いでいきます。普通は飛ぶ人からスタートして失敗した時に飛ばない人がフェアウェイを確保する方がいいと言われますが、それぞれですね。デイビッドがフェアウェイ確保して僕のドライバーはめちゃくちゃよかった。ポールの球は少し左、マットは正面ゴースにぶち込んだ。

僕が一番飛んでいる。デイビッドはフェアウェイウッドでグリーン左ラフに着弾。次はポール、200以上あるラフからアイアンでバシッとポールが乗せてきた・・・。すごい。マットはゴースの中で見つかってアンプレヤブルで3打目をオン。僕は140で9鉄でかろうじてオンしたが右のピン位置に対して左からの強烈な上り。遠球先打で僕のパットが先。これがショート。グリーンが重い・・・。デイビッドが乗せたが遠い。マットはパーパットを外した。ポールが上からバシッと入れてバーディー・・・。どちらかがパーを出せば分け。デイビッドのパーパット外れてOK出た。僕のパット、これが右から左に切れず勝負あり。1ダウンです。

 

2番:504/5 SI 17 分け 1DN

相手サイド先攻。ハンディなし。マットは右バンカー、ポールは正面バンカーにぶち込む。デイビッドがフェアウェイ、僕が正面バンカー方面で問題なし。

デイビッドがシュアなゴルフでフェアウェイ確保。僕がクリークで距離を稼ぐ。マット、ポールともアイアンがすごい。デイビッドがショート、マット、ポールともショートして僕のUWがバンカー。誰も乗っていない。先打の僕のバンカーショットが完ぺきでほぼタップインに寄せた。コンシードは出ない。誰も入らずでポールがパー、僕がパーで1ダウン。

 

3番:393/4 SI 7 分け 1DN

ポールがHYでひっかけた。おそらく2打目は狙えない。マットはFWでバンカーを超えていく素晴らしいショット。デイビッドがひっかけてこれは出てこない・・・。僕に重圧がかかる。とにかくフェアウェイキープと思ったがランが出てファーストカット。

デイビッドは打ち直しせずギブアップ。僕もそれなりに飛ぶ方だが30代のパワー、ポールのHYよりも飛んでいない・・・・。デイビッドと相談。「ハンディあるし80ヤードにレイアップだよね?」ということで僕はレイアップ。ピーターは木で直接狙えず池一直線。一人脱落・・・。マットとの勝負。マットの2打目、左に出た。僕の3打目はフェアウェイから、80ヤードをSWでオン!僕のパーパット、15歩と遠いがうまく寄って入ったと思ったが入らず。マットがカラーからなんとチップインバーディーと思いきやのすごいショット。コンシードでパー、僕のパットをボギーにして分け。

 

4番:410/4 SI3 分け 1DN

ティーイングエリア前。ポールのドライバーがバンカーを超えた。すごい。マットもどまんなかに打ってきた。デイビッドが左ひっかけ・・・。プレッシャーかかるなぁ。僕のショットもマットの方向へ!どまんなかですね。

デイビッドはここでギブアップ、ポールの球がめちゃくちゃ飛んでいる。僕の球はファーストカットだがほぼ球が被るぐらいのラフ。残り200で無理せず7鉄と思ったがこれがラフに絡まってほとんど飛ばず。マット、ポールとも乗せてきた。相手2オン。僕の責任重大。残り145の打ち上げ、8鉄で完ぺきに打ててべたピン。ポール先打で上からの真っすぐを入れてバーディー(泣)。僕が1パットで入れて何とか分け。これはしびれた。スクラッチはパッティングがすごい。

 

5番:172/3 SI11 分け 1DN

ここはSI11なので僕だけが1打持っている。165。ポール先打、右下に乗せた。マットは右に出してラフ。デイビッドが左に乗せた。僕の7鉄は少し左でいったんグリーンヒットしたがキック悪くこぼれた。

マットのラフからの寄せが抜群。デイビッドの寄せ、痛恨のチャックリ・・・。ポールのパット、ショートした。僕の寄せ、チッパーだと転がるのでスピンをかけた。3フィート以下まで寄った。ポールがねじ込んでパー。僕が入れればASに戻せる。ラインは下りフックだがものすごく曲がる。3フィート、入ったと思ったがなんとホースシュー・・・。タップインして分け。つらいところですね。

 

6番:382/4 SI 9 勝ち AS

相手先打の6番、ポールが左に引っ掛けた。マットはHYを右に出した。デイビッドはフェアウェイキープ、僕が飛ばしてフェアウェイどまんなか。

デイビッド先打でグリーン右端に乗せた。マットの2打目バンカーで,ポールのディープラフからのショットがすごかった。残り140からディープラフを振りぬいて奥バンカー。115からの僕の2打目、PWでオン。マットの3打目がオン、ポールの3打目のバンカーがオーバー。これで楽になった。僕のバーディーパットが入ってここで勝ちのオールスクエアに戻した。

 

7番:185/3 SI15 負け 1DN

ようやく僕らのオナー。デイビッドは痛恨のトップで右横のディープラフで出て来そうにない。バンカーをキャリーするのに150、少し風が向かい風なのをみて7鉄でどまんなかを狙ったが、少し左に出て左手前バンカー・・・。ポール、マットともに乗せて、ここは何とかしたい。デイビッドの球は見つかったが出すだけで4オン。

何とか僕が砂イチでパー取りたい。バンカーからピンまで25ヤード、僕の先打でうまく出した!ここは分けと思った矢先、マットがねじ込んできた・・・。バーディー取られたら仕方ない。1ダウン。

 

8番:426/4 SI1 分け 1DN

ここはポール以外は全員がストロークを持っている。マットに注意。ティーイングエリアが手前なので飛ぶ彼らが絶対的に有利。ポールは左バンカー方向にきれいにドローして超えた。マットはどまんなかから。デイビッドのティーショットが右にある木の手前のラフに入ってしまう。僕のティーショットは正面の高い木の方向で完ぺき。

デイビッドの球が出てこず、戻って打つ。フェアウェイどまんなか。僕の球は突き抜けていてマウンド上のラフ。めちゃくちゃ打ちにくい。残り210。7鉄が痛恨のチョロ・・・・。マットはグリーンの右に外した。ポールの2打目、オン。僕の球は残り180。6鉄できれいにコンタクトできてこれが乗った。僕先打で下からの10歩、入ったと思ったが入らずボギー。次がポール、3打目入らずで寄ってコンシードを出して分け。

 

9番:501/5 SI 13 負け 2DN

相手先打で両方とも完ぺきにフェアウェイをとらえている。デイビッドもフェアウェイをとらえる。ここで作戦会議「向こうはどれだけ飛んでいても気が邪魔して2オンはほぼ不可能。ここは左側に飛ばして3オンを狙おう」ということでこれがバンカー左側にうまく飛んでくれた。

デイビッドは木の右側にレイアップ、僕はラフから240。7鉄でレイアップした。マットのアイアンがドローせず突き抜けてロストか・・・。ポールはきれいに木を超えるアイアンショットだが短い。デイビッドが手前に乗せて僕。80ヤードからSWでこれがきれいに打ててバックスピンで3フィートに来た!ポールの長いバーディーパットがなんと入った・・・。僕の3フィート、打ったがまたホースシューになって2ダウンになった。

 

前半2ダウン。もともとハンディホールで稼いで1アップぐらいは行けるかと思ったのだがそんなに甘くない。

 

10番:505/5 SI 10 勝ち 1DN

相手からのティーショット。ポールの球は池方面で向こうに出た。マットはどまんなかのいいポジション。デイビッドが池に入るかと思ったがフェアウェイキープ、僕は突き抜け気味だがファーストカット。

ポールの球は水に入ったかどうか確かではなくロスト扱いになってギブアップ。デイビッド、僕ともフェアウェイをキープして、マットのアイアンショットが右に出てラフ。この球が3分間で出てこずこの時点でコンシードが出て僕らの勝ち。1ダウンに戻した。

 

11番:375/4 SI 12 負け 2DN

デイビッドのショットは少し右だが問題なし。僕のティーショットも少し右だが問題なし。ポールのフェアウェイウッドでのショットがバンカー、マットのドライバーは少し右だが問題なし。

デイビッドがフェアウェイに戻して、ポールのバンカーショット、きれいに決まってグリーンの手前。僕は135でピン奥。8鉄でラフからのショット、きれいに打ててグリーンをヒットしたが少しオーバー。デイビッドが3打目をバンカーに入れた。マットのバーディーパット、20歩はある。これをねじ込んでバーディー。デイビッドのパットも惜しいところでタップイン。あと、僕がグリーン奥からチップで寄せないと逆転はない。うまく打てたがカップ左を通って抜けた。ここで2ダウン。

 

12番:174/3 SI 8 勝ち 1DN

ポールがアイアンで打って手前にオン。マットは開いたかバンカーの右向こう。デイビッドがフェアウェイウッドでオン。僕は6鉄でオン、マットよりも近い。これはうれしかったimage僕が一番近い。24歩のパー狙い。これがうまくいって24歩のパットが決まらずコンシードもらってパー。オポーネント両方ボギーで1ダウンに戻した。

 

13番:422/4 SI 4 分け 1DN

デイビッドは真ん中。僕は少し右だが問題ない。ポールもマットもめちゃくちゃ飛ばした。

デイビッドはフェアウェイ真ん中、次が僕で残り220、ラフで8鉄できれいに打ってファーストカット。マットは左に出て、ポールが乗せた。デイビッド、僕とも3オン。ポールのバーディーパット決まらず、デイビッドのパットも僕のパットも決まらず僕はコンシードでボギー。ポールがパーパットをねじ込んで分け。

 

14番:482/5 SI 18 負け 2DN

デイビッドはまっすぐ飛んでいる。僕の球が右に出て、問題なさそうだが一応暫定球。ポール、マットともめちゃくちゃいい新がでた。

僕の暫定球でフェアウェイ真ん中。オリジナルがラフで見つかって9鉄でフェアウェイ。ポールは少し右に出たがマットの2打目がオン!マットのイーグルパット決まらず、ポールが乗せて、ここで1パットで入れないと負ける。デイビッド、僕とも外してマットのバーディーパットが決まって2ダウン。ここで離されるとつらい。

 

15番:354/4 SI 14 勝ち 1DN

ポールのHYがひっかけでラフ。マットはFWをひっかけてディープラフ。これはチャンス。

ポールの2打目が右に曲げて教会の塀方向。マットの球を探し出したが打てない。横に逃がした。デイビッドはゴースを超える球を打った。これがわずかにショート。僕は残り115で手前。PWでオン。マットは3オンだがポールが乗らず、デイビッドがきれいに寄せてここでコンシード出た。この時点でコンシードが出て勝ちで1ダウン。

 

16番:369/4 SI 2 分け 1DN

デイビッドはレイアップでHYでフェアウェイセンター。僕はこれを見てドライバーに切り替え、うまく当たって左フェアウェイバンカーを超えた。ポールのドライバーがあまりにもすごい。300は飛んでいる。マットはFWだがこれもすごい飛び。デイビッドが2つ目のクリーク手前に刻んだ。僕の球はフェアウェイのアイブラウ。これは無理せずフェアウェイに戻す。デイビッド、僕とも3オン。マットが左にこぼした。ポール、残り70ほどを乗せた。僕らのパーパット決まらず、僕のパットにコンシードが出てボギー。マットのチップが大きすぎた。ポールのバーディーパットが決まらなかったが10センチでコンシード。ここも分けた。

 

17番:363/4 SI 6 勝ち AS

デイビッドがどまんなかでいい位置につけた。僕はクリークがドローしすぎて池ポチャ。ポールのアイアンでのショットが少し右に出たが打てる。マットが1オンチャレンジで攻めた。バンカー左に流れた。

ポールは乗せたが右、デイビッドが完ぺきなショットで内側に乗せた。マットのグリーン奥からのチップショットがショート。ポールのパットが抜けた。デイビッドがいいパットで2フィートぐらいだがさすがにコンシードが出ない・ポールが外して、マットのチップショットも大きい。マットのパーパット決まらずコンシード、デイビッドがねじ込んでついにオールスクエアに戻した。すごい展開です。

 

18番:174/3 SI 16 分け AS

デイビッドがHYでピン左側に乗せた。僕は170を7鉄で筋に飛んで乗った。ポールが左に外して、マットが僕のラインそのままに飛ばして近い。

僕が一番遠い。いいパットが打ててマーク。ポールのチップショットが大きすぎ、デイビッドがこれまたいいパットを打った。コンシードでパー。マットのバーディーパット決まらず、パーパットは決まって、サドンデス突入です。

 

エキストラ1番:382/4 負け 1ダウンの負け

デイビッドのティーショットは右に出た。僕のドライバーはどまんなかだがラフに抜けた可能性が高い。ドライバー打ったのが間違いか。ポールはチーピンぎみに曲げた。FWにマット完ぺきな当たりできれいにフェードしてコースなり最高の場所。

デイビッドがきれいにフェアウェイに出してきた。ポールは右に出してグリーンサイドのバンカー。160の粘っこいラフ。これは大事を取ってフェアウェイに刻む。マットは当然にきれいに乗せてきてバーディーチャンスにつけた。デイビッドもいいところにつけた。僕はSWで少しオーバー。ポールがバンカーからホームランでギブアップ、マットのバーディーパットをデイビッドのパーパットで止められるか。僕のパーパットが抜けた。マットのバーディーパットがなんと入った・・・・。デイビッドのパーパットが入れば次のホール。少し右に切れる上り、デイビッドのパーパット、途中でピッチマークにあたって向きを変えて勝負あり。

 

長くなりましたがいかがでしたでしょうか。負けましたがすごい試合で楽しかったです。

 

緊張感で疲れました・・・・。