ゴルフがない1日 | Nae Wind, Nae Gowf !

Nae Wind, Nae Gowf !

リンクスバカ一代、seatakuのゴルフ日記です。
日本人コミュニティーを越えてイギリス人と闘うゴルフを細々と綴っています。
禍福は糾える縄の如し。ゴルフがあるから辛いことも耐えられます。

今日は出張者が来ていて事務所でお客さんとミーティングするというので、事務所に誰かいないと入れないので事務所で仕事。

 

本当は第2ホームのメジャー競技なのですが、仕事なので仕方ありません。冷たい雨模様。仕方ないかな。

 

昨日はそのお客さんの接待で、とある日本食へ・・・。


お客さんが予約したナイツブリッジのハロッズとハービー・ニコルスの間にある超高級店なのですが、日本人がやっているのではない「なんちゃって日本食」。ギンギラギンでアラブの音楽がかかっていて、ドバイ、リヤド、ベイルートにもあるというので納得です。周りもアラブ人の大金持ちばかりでした。ハラルの高級日本食の需要なんでしょうね。子ども連れも多かったです。

 

おまかせ(175ポンド=急激な円安でなんと34,000円)になったのですが、日本食ではなくアジアンフュージョンと思えばそれなりにおいしかったです。

サーモンの揚げ物みたいなのとポップコーンチキンのようなエビの天ぷら。

ハマチの土佐酢あえとホタテの炙り。


このあとお寿司とステーキ、デザートはティラミスと餅アイス。ティラミスがうまかった


ただ、175ポンドのセットメニューなら著名フレンチでしっかりお食事可能なので、そう考えるとコスパよろしくないですね。日本で34,000円も出せばすごくおいしい食事ができると思います。円安を実感しました

 

イギリスでの接待ではまずは泡でスタートするのが基本。僕も泡が大好き(笑)。(お客さんの選択とはいえ)弊社の接待。シャンパーニュを頼むと高いので、最初は出張者が頼んだフランチャコルタ(ロンバルディアの泡)。イタリアといえばプロセッコ(ヴェネトの泡)と思っている人も多いですが、フランチャコルタの方が格段にうまい。

 

リストを見せてもらって、次はイングランドの泡を。日本人はだれもが「イギリスのワインなんておいしくないだろ?」というのですが、実はいま、ワインで最も熱いのがイングランドのスパークリング。

 

昨日はこれしかなかったですが、ナイティンバー(Nyetimber)のCuvee。サセックスを代表するメゾンです。NVですが、きめ細かい泡とナッツというかアーモンドのノートのピノノワール。出張者にも「これだったらシャンパンと変わらんね」と大満足していただきました。

 

ケント、サセックス、ハンプシャーのブリテン島南部海岸は、もともとフランスと地続きで、土壌が真っ白な石灰質(チョーク)。この土壌は実はシャンパーニュと同じ。イングランドは雨ばかりの印象でしょうけど、ケントからサセックスまでの海岸沿いはイングランドの中では雨が少ないことでよく知られています。しかも水はけが非常によく、ミネラル豊富な土壌なのですが、悲しいかな気温が低すぎてブドウが完熟しなかった。ところが温暖化で気温が上がり、見事なピノノワールやシャルドネ、ピノムーニエを産出するようになり、この10年で急激に品質が上がっています。温暖化のおかげですね・・・。

 

イギリスという国は、世界中のワインを育ててきたワイン大国。しかも、泡が大好きな国民性で、彼らが自ら手掛けるスパークリングワインはシャンパーニュと互角以上に戦えます。日本でもいろいろと入手できるはずです。ぜひお試しください。

 

今日も接待です・・・。

 

明日は別のお客さんとのゴルフですが、雨模様です。雨なら中止の予定です。