ヤンキースへ移ってからのイチローは饒舌だ。 代打で活躍した時、代走で活躍した時、守備固めで活躍した時。 試合後、インタビューに答えて話す、自己解説する。饒舌だ。時折笑顔を交えて。 役割を果たしたから? イチローの役割って、それなの? 寂しい。 長年のイチロー ファンとして、悲しい。 かって、歴代第2位の記録を打ち立てた時、「1位でないのが癪に障る。」 と言っていたイチロー。 第3回WBCの監督を花道に、静かに帰ってきてほしい。

NHK「100分 de 名著・フランクル『夜と霧』」 第2回(再放送)を見た。2012.08.15 朝

NHKで放映されると、きっと大勢の人が、この本を読んでみたいと思うにちがいない。どの位いるか? さっそく調査開始。地元の公立図書館の貸し出し状況をチェック!

 新版(2002年11月、東京 みすず書房発行、霜山 徳爾訳)蔵書数3冊、全て貸出し中。予約数7件。

 旧版(1985年1月、東京 みすず書房発行、池田香代子訳)蔵書数1冊、いずれも貸し出し中。予約数1件。

今、予約したらいつ頃、番が回ってくるだろうか? 新版で調査継続することにした。

なお、第3回は、本日午後11時から。


「社会福祉社会保障補遺」の見本です。



厚生年金基金は両刃の剣


就職したい企業が二つあって他の条件はほぼ同じだけれど、一つだけ厚生年金基金加入の有無に違いがある場合、加入している方の企業を選ぶ。今までは。しかし、AIJ投資顧問による巨額の年金資金消失事件が明るみに出てから様子が違ってきた。

 厚生年金基金とは、企業が拠出した掛け金を「厚生年金基金」という機関が運用し、厚生年金に上乗せして給付する企業年金の一つ。制度の名称も運用する機関の名称もともに「厚生年金基金」と呼ばれている。従業員にとっては、厚生年金を普通に受給した上に、おまけの年金がもらえるのでありがたい制度といえる。

しかし、ここに「代行」という劇薬も用意されている。厚生年金基金の運用財源は企業が拠出した掛け金だが、さらに、希望すれば、厚生年金本体の保険料も運用財源として認められている。通常、厚生年金本体の保険料の運用は、年金積立金管理運用独立行政人法人という組織が一括して管理運用している。「代行」とは、この厚生年金本体の保険料の運用を厚生年金基金に委ねるという制度。万一、「厚生年金基金」が運用に失敗したら、「厚生年金基金」を構成する企業は穴埋めをしなければならない仕組みになっている。代行部分を割り込むことを代行割れという。途中で「代行」を返上する場合は、今まで預った代行部分の資金は返さなければならない。

従業員にとって最悪のケースは、「厚生年金基金」の破たん、多額の穴埋め資金の対応ができずに企業の倒産。将来、厚生年金を受給できず、失業。この悲劇は現実に起きている。この制度の恐ろしい点は、健全経営の企業までも連鎖倒産に追い込まれる場合があることだ。

例えば、50社で厚生年金基金を設立した場合。「厚生年金基金」が運用に失敗し120億円の代行割れを生じたとする。50社で120億円の穴埋めを行うが、各社の負担は従業員数で決められる。仮にすべて同人数とすると1社2.4億円。零細企業のため、このうち、20社が負担に耐え切れず倒産。そのため、残った30社で120億円の穴埋めを行うことになる。1社当たりの負担額は4億円に増加し、2.4億円ならなんとか負担できた企業でも4億円となると負担できず30社のうち18社が倒産。今度は、12社で10億円ずつ負担。これは極端な例だが、ありうる想定である。

従業員の老後を少しでも、楽にさせてあげたいという中小零細企業の思いが、厚生年金基金に向かわせた。日本経済、金融市場が順調に推移している時代は良かったが、現在の状況では、厚生年金基金が予定通りの利益をもたらすことは難しい。AIJ投資顧問のような悪徳投資顧問会社の付け入る隙を作ってしまった。

今後、就職先を探すとき、「厚生年金基金があるから有利」なんてとても言えない。かと言って、「厚生年金基金がある企業は避けよう」とも言えないし。悩ましい選択になりそう。