こんばんは。
 
古めかしい教会のむこうになにやら不思議な物体。
石巻にある川辺のエリアで、2011年の津波被害から復興しつつある場所です。
 
 
手前の建物は明治時代から災害や戦火をくぐりぬけて今に至る建築物
奥はというと、こちらも311の津波被害では臨時避難所ともなった
石ノ森漫画館です。

この新旧の建物の組み合わせが面白いです。

 

 

さて、手前の木造教会は明治時代には別の場所にありました。

1978年の宮城県沖地震の際に被災し、解体されてしまうはずのものでした。

しかし、市民からの声もあって1980年に北上川の中洲に移築されました。

 

その後、2011年には地震と津波によって損壊、浸水被害にもあったものの

奇跡的に建物は形をとどめていました。

建物はいったんすべて解体され、再び同じ材料を使って同じ場所に再建されました。

そして昨年、今年の強い地震にも耐えています。

 

 

 

 

 

さて、建物の中です。

日本式の教会は入ると畳敷きになっています。

 

ここをみただけでは教会には思えないかもしれません。
 
そして、この階段!
画像で見るとわかりませんが
とっても急です。ハシゴみたいです。
 
その階段を登ると
礼拝堂です。
 
柔らかい光が入ってくる
心が落ち着く場所でした。
立って礼拝を行う場所だったそうで、
教会にある椅子や机はありません。
 
なんだか日本的なすっきり空間です。
 
ぶどうの彫られた欄間(。。。じゃないか。。)
 


麻の葉柄の扉がきれいで、そこもまた日本的で良いです。
 
世界平和を。   
 
 
再建時の痕跡、建具に番号が振ってありました。
 
穏やかな午後の日差しが窓から入ってきます。
ここで見るお日様は穏やかで、祈るにはもってこいです。
 
 
このエリアは仙石線石巻駅から漫画のオブジェや昭和レトロが残る街を散策しながら徒歩10分ちょっとです。
教会を見学して、石ノ森漫画館をみて、ショッピングセンターでお土産をみながら
2階のレストランでご飯をたべて、、、と遊べるエリアになっていました。
 
レストランの特選カキフライは、殻付きの焼き牡蠣みたいに牡蠣汁がつまっていて
とても美味しかったです。
石巻でたべるカキフライは、どこで食べても美味しさの最高点を更新しています。
 
 
 
 
 
 
そして今日のお目当ては。。。
ブルーインパルスの展示飛行でした。
 
 
隊員のみなさま、雨とやや強い風の中ありがとうございました!
 
 
ブルーが飛ぶと聞いて10年以上ぶりに来てみた場所は
大変な時期を乗り越えて
古き良きものを大切に新しくなっていました。
 
すごい石巻。
キープオン、ロックンロールですね。
 
 
ありがとうございます。
よい日曜を!