今月号のBlues & Soul Records(第178号)は、おやぢ世代(いや?もう爺世代か!)感涙の『サザン・ソウルの基礎知識 ステップ2』と題して、『あの頃、ブルースを聴かない者は人間ではなかった。』人々の隅っこに生息していた、『シングルで聴かない者は人間ではない・』と(小声で)豪語した人々の”熱い想い”だ!。と思って見たら、中身は・・・・後追い世代ならではの考察で、爺世代はズッコケた人もいるのでは?まあ、ここはそんな雑誌の編集方針記事ではないので単に表紙になったドン・ブライアント繋がりの駄文・・・です。

 と表紙のドン・ブライアントを眺めながらいろいろ考えた。(アホか・・!)このドン・ブライアントも79年にアン・ピーブルズ等と初来日し、ハイ・サウンドの凄さを日本のファンに見せつけた後は沈黙!87年に突如ゴスペルLPを出した時は、あのドン・ブライアント?別人じゃないの?!と半信半疑。90年代復活時のCDに似たポーズの写真があったが、あまり似ていない(?)。

  

LPと同じくFaith Recordsから92年頃出たカセット! Fat Possum2017年のCD

 

スペンサー・ウィギンスの時もそうだったが、ゴスペル時代は、顔が浮腫んでるというか太ってる!(チトリン・サーキット回り少ないので太るのかも・・・)。

  

TavetteのCDシングルは来日時と同じ クリスマス・アルバム!!太って別人か??

 

 ドン・ブライアントが2016年に再来日した際のインタビュー(B&Sレコーズ誌130号)では、『ゴスペル・アルバムを出したこともあるけど、とにかく目立たないようにしようとしてた。』と述べているが、この時期何かあったのか?

 現役時代にはカバー曲を集めた(本人的には不本意?)アルバムもあったが、自身のシングル盤を集めたアルバムは、スペンサー・ウイギンス同様日本盤が”初”であった。(のは世界に誇れる偉業!?)

 

 そんな中、同じメンフィスのドン・ブライアント!こちらはSoul Discographyでも桜井本でも同じドン・ブライアントの項目に入っているが、こっちは正真正銘別人である。同じメンフィスなので混乱したのか、こっちはDon R. Bryantでカントリー系の人。シングルは、知ってるだけで6枚ある。全てSouthern Tracks Recordsからのもので、出版社のLowery Music Co. のレーベルと思われる。 

  

ST-1019はDon Bryantだが、2枚目のST-1032以降はDon R. Bryant名義

 

ST 1019:Women's Liberation/In A Glass By Myself (1983)

ST 1032:Love At Last Sight/Cryin' Her Lies Out (1984)

ST 1038:Tears For Breakfast/First In Line (1985)

ST 1048:In Way Over My Heart/I Couldn't Wait For Christmas (1985)

ST 1066:Heart Stop/Hot On The Heels Of A Heartache (1986)PS付

ST 1072:The Only Thing Bad About Christmas/I Couldn't Wait For Christmas (1986)

  

5枚目のST-1066は簡素なPSだ。最後のST-1072はまた、Don Bryantに戻ってる

 

1019と1072がDon Bryant名義で、1032~1066迄はDon R. Bryant

プロデュースもDon 自身が行っているし、ほぼ自作曲。

 

全国約数名の迷える方、ソウルのDon じゃないので買わなくても大丈夫です♪