先日、地方の映画館でもようやく「ZAPPA ザッパ」が公開された。コアなファンが多い感じでしたが、若い人や女性も結構目立ち盛況でした。根強い人気があるんでしょうね。映画の中で、第2期?マザーズ時代(70年~79年)のフロー&エディが「ハッピー・トゥゲザー」を歌っていた。そういえば昔、飲み屋で『タートルズの「ハッピー・トゥゲザー」ってどっちが先なんでしょうね?』と聞かれたことを思いだした。

 イヤ、これは日本盤のシングルの話で、両方とも日本のキング・レコードから出ているんですけど、片方はロンドン・レーベル、もう片方はホワイト・ホェール・レーベル。元々ホワイト・ホェール所属なのだが、67年当時は直接契約が無く米ロンドン・レコードの一括契約で日本でもキングが出していた。このロンドン・レーベルの中には米国のマイナー・レーベルも多く含まれ、ビクターのワールド・グループと共に弱小レコード会社のヒット紹介に一役買っており侮れないレーベルです。

 

   

マト番は、DSt 1504-1 / DSt 1505-2  -2 / -1のもある

 最初のリリース時は、番号はTOP-1138で定価370円で水色のX-149スリーブ入りでレーベルはLONDONロゴの上に、円形のマークがありAMERICAN RECORDINGとなっており、真ん中にロンドンの”L”が入っていた。

 

   

新規に作って、1St 1667-3 / 1St 1668-2

 2番目の物は、番号はHIT-1831でジャケット写真(は同じだが)デザインも異なり、レーベルもクジラのマークで定価400円、薄いグリーンのK-102スリーブ入り。他の写真はなかったのかな?

ロンドン・レーベルの方が早いリリースだよ、とは答えていたが、よく調べてみると、間に異種が2種あった。

 

   

ゴム印の方は、B-1 / B-1 で、¥400の方は、B-4 / B-3

 1番目の物のレーベル・マーク変更仕様は、水色X-149スリーブで定価370円(を消して400円のスタンプが押してある)で最初と同じだが、レーベルから円形のAMERICAN RECORDINGのマークが消えている物。

 次は定価改定後の物、薄いグリーンのK-102スリーブ入りでジャケ裏の定価は400円に変更されている、レーベルは同じくLONDONマークのみ。

 

 米国でもヒット・チャート1位を3週間もキープするほどのタートルズ唯一のNo.1ヒット!

 日本でもヒットしました。

「9500万人のポピュラー・リクエスト」(最終回は213回)最後期の第212回(67年4月20日放送←地域によって微妙にズレてます)21位(最下位)初登場後、「オール・ジャパン・ポップ20」に移って通算第219回(ポップ20の第6回6月8日放送)の4位を最高位として222回(第9回6月29日放送)の13位を最後に合計11週のランク・インという長いヒット。ということで、結構長く売れ続けていた関係で各種存在があるレコードでした。