アソシエイション、ソフト・ロックの雄として日本でも人気があった(今もあるか・・)。

67年の快進撃で日本でもシングル盤が発売されそうになった!

何故かヴァリアントの親会社と契約していた東芝音工ではなく、キング・レコードのロンドン・レーベルからの案内であったが、何故か発売中止(?)になったようだ。10月号月報には掲載されているが、実際にはカタログでは欠番となっている。

 

その次のヒット曲「チェリッシュ」(Valiant-747、以下カッコ内はアメリカ盤番号)は12月号の月報に掲載、無事発売された。

 

その後、TOP-1115「パンドラス・ゴールデン・ヒービ・ジービス」(Valiant-755、WB-7040)、1175「ウインディ」(WB-7041)、1203「かなわぬ恋」(WB-7074)と続き、68年3月号月報で、かつて発売中止になった「メリーがやって来た」、他「チェリッシュ」、「ウインディー」、「かなわぬ恋」のいい曲網羅コンパクト盤が出た。本国ではWBで出ているが、キングとの契約は如何に?

 

続いての発売は4/1東芝音からで「恋はタッチに御用心」(WB-7163)が発売・・・・この68年初頭には一体何があったのか?

 

ヴァリアント奪還!」に担当者も力が入ったのか?『強力プッシュ盤』とある。

その後も新曲に交じって、BR-2100「ネバー・マイ・ラブ」/「ウインディ」(WB-7119)、BR-2191「チェリッシュ」/「アロング・カムズ・マリー」(WB-7105)のヒット再発もあった。

 

調べたところ、ヴァリアント・レコードのワーナー・ブラザース傘下は64年に終わり、フォー・スター・テレビジョンという所の傘下になり(64年末から66年前半)、独立流通(66年から67年)を経て、ワーナーに買収されレーベルは消滅(67年からWBのカタログ)、という推移だったらしい。

ここからは推測だが、ワーナー傘下、フォー・スター・テレヴィジョン傘下を離れ独自流通になった時期に、米ロンドンが海外の流通権を獲得したのではないか?ロンドン・レーベルは日本のキング・レコードと契約しており、60年代初期にはアメリカン・ヒットを幅広く日本にも紹介していた。その経緯でキング・レコードの担当者がいち早く発売を画策したが、ワーナー傘下でカスケイーズを売っていた東芝からのクレームが入ったのか(?)事実確認のためいったんペンディングした、という推測をしたのだが・・・。

続く