世界には死生人が蔓延っていた。死生人の蔓延る世界は混乱に包まれ、ありとあらゆる場所で銃声や悲鳴が轟き、秩序なんてものは壊滅したも同然だ。
ただ死者が歩き回るだけなら可愛いもの。死生人は歩き回るだけではなく、人間や他の動物を食べて徘徊していた。
この事態に焦りを覚えたのは人間だけではない。
人間や動物を糧としている吸血鬼や人狼も焦った。
二種族は協定を結び、人間や動物を保護するようにした。
厄介なのは、死生人に噛まれたり引っ掻かれたりすればその時に逃げられても、いずれ死に至り死生人となるのだ。
死生人となって時間が経てば肉が腐敗して一目でそれとわかるのだが、死生人となってから時間が浅ければ人間と見た目は変わらない。
吸血鬼も人狼も、己達だけでは無理だと悟った。
そして新たに生まれた案は。
『対死生人部隊養成プログラム』
島において少年達を集め、ただひたすらに死生人と生者の識別方法とあらゆる銃刀火器の使い方や肉体での戦い方を教えていく。
しかし、その努力も虚しく死生人の被害は著しく増えていった。
山を越え海を越え、安全な地はどこにもない。
島にいる以外に生者がいる希望は無くなった。
十数年で、世界は死んだ。
そう、思われていた。
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前置き長いわああぁ!
語り口調好きだから仕方無いよ。
そうだね。←
ぬはー