昨年 秋の候・・・伯父は逝った・・・。

伯父は漢詩を趣味にしてたくさんの漢詩を書いては送ってくれた。

漢詩を読み 理解するのに

伯父の送ってくれるハガキには漢詩に書き下し文をつけわかりやすくしたものだった。

新年の挨拶や書中見舞いも。


老いていく自身の姿に足をさすりながらお屠蘇を祝う・・・といったような漢詩や

七月には 織姫とひこ星を自分の古の姿をうつした漢詩など。


自分の母がなくなったときも

毛筆書きで即興で書いた漢詩を霊前にそなえた・・・


人生90余年・・・歓楽およそ無縁なりき

言うなかれ・・・長命は幸いなりと・・・

孟母逝くこと眠るが如し・・・。


40歳で夫に先立たれ、苦労して9人の子供を育てた祖母におくる最期の漢詩だった。


季節がかわるごとに届いた伯父からのはハガキがこないことで

伯父のいないせつなさを思い知らされている・・・。